詩投稿欄

第13期~15期(2019.4~2019.12)選者紹介

    • 廿楽順治(つづら・じゅんじ)

      1960年東京都生まれ。横浜市在住。第43回現代詩手帖賞受賞。詩集に『すみだがわ』(2005年10月・思潮社)、『たかくおよぐや』(2007年10月・思潮社)、『化車』(2011年4月・思潮社・第62回H氏賞)、『人名』(2013年9月・思潮社)。他に詩集『怪獣』(2016年5月・改行屋書店)、『ハンバーグ研究』(2016年6月・改行屋書店)。詩誌「ガーネット」「生き事」「Down Beat」「八景」「buoy」同人。

      抱負:
      選考にあたって、なにか考えがあるわけではありません。詩は交通事故のようなものだと思います。ある時出会いがしらにぶつかるようにして読まれる。これから一年ほどの短い間ですが、何度そのような事故に出会うか、たのしみにしています。

      • 伊藤浩子(いとう・ひろこ)

        1971年生、2017年第8回鮎川信夫賞受賞。

        『名まえのない歌』(土曜美術社出版販売)

        『wanderers 』(土曜美術社出版販売)

        『undefined 』(思潮社オンデマンド)

        『未知への逸脱のために』(思潮社)

        『たましずめ/夕波』(思潮社)

         

        • 光冨郁埜(みつとみ・いくや)

          1967年2月13日、山口で生まれ、神奈川で育つ。二十代で詩集を出版。バブル崩壊を機に退社、三十代で詩集『サイレント・ブルー』(土曜美術社出版販売)で第33回横浜詩人会賞受賞。ネット詩では、投稿掲示板の文極に十年くらい運営管理に携わり、代表を一時期務める。横浜詩人会の事務局長・理事長などを務め、同会のサイトプロジェクトを立ち上げ、HP運営の責任者を現在まで続ける。また日本現代詩人会のHP担当理事として、HPのリニューアルや投稿欄の立ち上げ、運営管理・更新などを担当。詩集『バード・シリーズ/斜線ノ空』、『豺(ヤマイヌ)』(共に狼編集室)など。2000年創刊の文芸誌「オオカミ」(オオカミ編集室)の編集発行人。

          抱負:

          詩は自由です。自分なりのテーマ、スタイルで作品を紡いでください。テーマ、スタイルが優れている、あるいは良い意味で目立つところ(個性)があればよく、またそれらが高い位置で一致しているものを理想と考えます。せっかくなので、ひとになにか読んでもらえるようなものを書いてみましょう。叙情詩、散文詩、物語詩、前衛・モダン・実験的作品など、なにかにとらわれず思い思いの作品を書いてください。まずは自分なりに詩というものをあれこれ悩んだり、あるいは楽しんだりして書いてみましょう。そのなかで光るものがあればよしとします。自分のワールドを作り上げてください。

      •  


        第9期~12期(2018.4~2019.3)選者紹介

        • 金井雄二

          金井雄二(かない・ゆうじ)

          1959年神奈川県相模原市生まれ。1993年第1詩集『動きはじめた小さな窓から』(第8回福田正夫賞)、1994年「詩学」2月号で新人。「現代詩手帖」3月号新鋭特集で新人。第2詩集『外野席』(第30回横浜詩人会賞)。「詩学」投稿欄の合評選者を2年間勤める。第3詩集『今、ぼくが死んだら』(第12回丸山豊記念現代詩賞)。2005年4月より、神奈川新聞の詩誌・詩集評欄を6年間担当。第4詩集『にぎる。』、第5詩集『ゆっくりとわたし』、第6詩集『朝起きてぼくは』(第23回丸山薫賞)。個人詩誌「独合点」を発行中。現在、座間市立図書館長として在職中。

          抱負:
          詩の持つ、意外性、新しさ、個性、を期待しています。だからといって、突飛な言葉や形式で書かれたものだけがいいわけではありません。真の新しさを備えた作品を待っています。またその作品を私が見抜くことができるかどうか、これは投稿されるあなたと、私の一騎打ちなのでもあります。

        • 中島悦子

          中島悦子(なかしま・えつこ)

          1961年福井市生まれ。詩集『マッチ売りの偽書』(思潮社2008)で第59回H氏賞。『藁の服』(思潮社2014)で第48回小熊秀雄賞。その他の詩集に『Orange』『バンコ・マラガ』。戸田正寿プロデュースで現代美術家小野忠弘とのコラボレーション企画「中島悦子展」(ONOメモリアル・2013)。同人誌「木立ち」「Down Beat」に参加。新潟大学教育学部卒業。横浜国立大学大学院教育学研究科修了。日本現代詩人会会員。日本文藝家協会会員。放送大学非常勤講師。共同通信配信で書評、福井新聞等でエッセイなど執筆。

          抱負:
          人生という旅で、現代詩に出会ったあなた。私もその旅の途中です。詩を通して、何を考え何を表現し、何を分かち合えるのか、それとも合えないのか…。一緒に考えさせていただけたらと思います。深淵なる混沌とした言葉の原野で、斬新でみずみずしい芸術的果実に出会えたらうれしいです。一年間、どうぞよろしくお願い致します。


        第5期~8期(2017.4~2018.3)選者紹介


        八木幹夫(やぎ・みきお)

        1947年 神奈川県生まれ。厚木高校、明治学院大学英文学科卒。市内公立中学校で英語教師。バスケット部顧問。愛知淑徳大学大学院非常勤講師。詩誌「詩学」「現代詩手帖」等で書評。「おかあさんの詩」全国応募、「八木重吉文学賞・子供の詩」、「海外子女文芸作品コンクール詩部門」、「ブリタニカ年鑑時評詩部門」等の選者継続中。著書『野菜畑のソクラテス』(現代詩花椿賞・芸術選奨文部大臣新人賞)『八木幹夫詩集』『川・海・魚等に関する個人的な省察』等。評論『余白の時間―辻征夫さんの思い出』『渡し場にしゃがむ女 詩人西脇順三郎の魅力』。「詩塾山羊塾」講師。日本現代詩人会会員、余白句会会員。

        抱負:

        日本語の文脈が追えない詩の蔓延にウンザリしています。論理的思考のできない人には詩的思考も困難。50年後百年後に残る日本語の感性を受け継ぐ詩人を発見したい。伝統と挑戦的な息吹の感じられる詩を見つけたい。腹の底から笑える黒いジョークも期待。

         

        石田瑞穂(いしだ・みずほ)

        詩人。1973年生まれ。1999年、第37回現代詩手帖賞受賞。詩集に『片鱗篇』(思潮社・新しい詩人シリーズ)、『まどろみの島』(思潮社、第63回H氏賞受賞)、『耳の笹舟』(思潮社、第54回藤村記念歴程賞受賞)。2014年、小説家・古川日出男、詩人・比較文学者・管啓次郎らとともに欧州5都市で東日本大震災を語る朗読ツアー「見えない波」に参加。スロベニア国際詩祭「ワインと詩の日2014」、イギリス国際ブックフェア「ロンドン・ブックフェア2017」など、これまでにフランス、オランダ、クロアチア、スイス、韓国からも招聘され、海外での作品発表や朗読もしている。共同詩や連詩も試みており、「しずおか連詩2013」出演を契機に、2013年にkindle共同詩集『遠いアトラス』(マイナビ)、2015年に『連詩   地形と気象』(左右社)を上梓。現在、左右社ホームページで「見えない波」続篇、「連詩  見えない波α」を連載中。早稲田大学、フェリス女学院大学、東洋大学大学院講師。2016年秋から獨協大学外国語学部が主催する、内外の詩人たちを招き、その講演をデジタルアーカイブ化するプロジェクト「LUNCH POEMS@DOKKYO」ディレクターも務めている。2017年6月には蔵前のギャラリー・空蓮房で個展「耳の笹舟−言の繭、音の寺」が開催。真言宗智山派僧侶でもある。

        「詩を書くテーブル」

        日本現代詩人会会員でもあった田村隆一は、「きみの人生に詩を書くテーブルはあるか」と問いかけました。ペンと紙(現在はパソコンやスマホでしょうか)とテーブルがあれば、一片の詩を書くことは可能です。けれども、そのテーブルは、突然あらわれたり、消えたり、舟のごとく外海に漂い出たり、どこかの環礁で忘れられていたり。席についているのは自分だけかと思いきや、朔太郎やディキンソンが手紙を書いていたり、ご近所さんや、言葉のつうじない異邦の人が相席していたりします。時流とともに天板や容がうつり変わるそのテーブルの脚じたい、日本語に根をはっているのか、アイスランド語から生えているのか、よくわかりません。

        先日、ロンドンの詩友が、パブでこんなことを語ってくれました。「イングランドは国家そのものがなくなろうとしているわ。でも、なにかがずっと昔から、まったく変わっていないの」。ぼくらが直面しているのは、変化なのか、それとも、世界中を沈めてしまう停滞なのか。そんな、ぼくらのちいさな生の一隅を占める詩のテーブルは、見たことも聴いたこともない、この世にふたつとない不可思議なテーブルです。ならば、「どうだ、これが現代詩だ」なんておっしゃらず、とらわれのない盲目の指先で、「いま、詩はいかにして可能か」を問うべきでしょう。そして、テーブルの対岸には、いつもの正しい席にすわった、なじみの顔ぶれではなく、旅人の姿を、未知の他者をさがしてみてください。

        もう、それだけで、新鮮な言葉をたたえた瑞々しい詩器が、そちらにすべってくるはず。そして、ぼくも、自分のささやかな詩のテーブルで、こちらを嬉々と驚かせてくれる詩人が前にすわるのを、愉しみに待っています。

         

        杉本真維子(すぎもと・まいこ)

        1973年、長野県生まれ。本名同じ。幼少より詩らしきものに惹かれ、いつか書きたいと希望する。短大卒業後、金融関係の会社勤めを経て、学習院大学文学部哲学科卒業。2002年に第40回現代詩手帖賞受賞。翌年、第一詩集『点火期』刊行。第2詩集『袖口の動物』で第58回H氏賞、第13回信毎選賞。第3詩集『裾花』で第45回高見順賞。エッセイ、批評なども多数執筆。

        抱負・メッセージ

        まずは最初の読者である「自分」を驚かせてください。自分を飛び越えて、他人を驚かすことなんてできない、と考えています。選ぶことは選ばれることと覚悟し、選考にあたります。一年間、どうぞよろしくお願いします。

         


        第1期~4期(2016.4~2017.3)選者紹介

        野村喜和夫(のむら・きわお)

        1951年10月20日埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。戦後世代を代表する詩人のひとりとして現代詩の先端を走りつづけるとともに、小説・批評・翻訳なども手がける。著訳書多数。詩集『特性のない陽のもとに』(思潮社、1993)で第4回歴程新鋭賞、『風の配分』(水声社、1999)で第30回高見順賞、『ニューインスピレーション』(書肆山田、2003)で第21回現代詩花椿賞、評論『移動と律動と眩暈と』(書肆山田、2011)および『萩原朔太郎』(中央公論新社、2011)で第3回鮎川信夫賞、『ヌードな日』(思潮社、2011)および『難解な自転車』(書肆山田、2012)で第50回藤村記念歴程賞、英訳選詩集『Spectacle & Pigsty』(Omnidawn、2011)で2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA)。

        抱負

        日本現代詩人会のホームページに投稿欄を設けることは私の強く要望するところでもありましたので、それが実現されることになってほんとうにうれしいです。この投稿欄からすぐれた詩の書き手がひとりでも多くあらわれることが、これからの私の願いとなります。我こそはと思うみなさん、どうかふるって投稿してください。

         

        高貝弘也(たかがい・ひろや)

        詩集に、『再生する光』(第十九回現代詩花椿賞受賞)、現代詩文庫167『高貝弘也詩集』、『子葉声韻』(第三十九回高見順賞・第九回山本健吉文学賞受賞)、『露光』(第四十八回藤村記念歴程賞受賞)、『白緑』など。
        散文集に、『白秋』。

        抱負

        こういうフリーな場なので、思いっきり自由に冒険してみてください。どぎもをぬくような作品を期待しています。

         

         

         

        峯澤典子(みねさわ・のりこ)

        1974年生まれ。2008年、ユリイカの新人に選ばれる。詩集に『水版画』(ふらんす堂)、『ひかりの途上で』(七月堂・第64回H氏賞)。

        抱負

        このサイトを訪れる詩人たちを驚かせ、彼らを新しい創作へと向かわせるような、瑞々しい力のある作品の最初の読者になれることを楽しみにしています。

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