2021年度通常総会を開催(書面方式)
2021年度通常総会を開催(書面方式)日本現代詩人会の2021年度通常総会は、新型コロナウイルス禍の推移を見ながら理事会等で検討を重ねた結果、書面により開催した。
黒岩隆会長のご挨拶
会員の皆様 恙なくお過ごしでしょうか。会員の皆様のご詩篇は、詩集や同人誌で続々と益々盛んに発表されており、心強い限りです。理不尽な不幸こそ、強く詩人の言葉を生むのだと思います。今ようやく、コロナの治療薬の開発やワクチン接種が本格化してきました。2回続きで総会は書面となりましたが、来春こそは、皆様と対面で歓談、精進できる日が来ると信じています。
報告、提案、議論――総会の討議内容
(承認事項)
Ⅰ 会の事業について
1 会務一般
⑴ 理事会の開催
2020年度の理事会は第1回20年7月16日(通信)、第2回9月17日(通信)、第3回10月15日、第4回11月19日(対面・通信併用)、第5回12月17日(通信)、第6回21年1月21日(通信)、臨時理事会2月6日(H氏賞等開票理事会)、第7回2月18日(対面・通信併用)、第8回3月18日(対面・通信併用)、第9回4月15日(対面・通信併用)、第10回5月20日(理事選挙開票、対面・通信併用)、第11回6月17日(対面・通信併用)の12回開催した。議題と議事内容は会報に掲載しているので省略する。第1回、第2回、第5回、第6回は新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言中等のためインターネットでの通信理事会とし、第7回~第11回は感染リスク軽減のため集合と通信を併用した。集合理事会は臨時理事会のアルカディア市ヶ谷を除き、早稲田奉仕園セミナーハウスにおいて開催した。
なお、理事会議事録は、渡辺めぐみ理事が毎回作成した。理事会への各理事の出席率も高く、重要事項を決定した。
⑵ 会員名簿の発行
渡辺めぐみ担当理事と山田隆昭理事長が担当し、12月1日現在の在籍者により発行した。広告は14社、広告収入は28万円の協力があった。
〈広告掲載先〉思潮社、砂子屋書房、土曜美術社出版販売、らんか社&モノクローム・プロジェクト、文化企画アオサギ、待望社、竹林館、アートセンターサカモト・栃木文化社、澪標、コールサック社、書肆山田、編集工房ノア、三茶書房、オオカミ編集室。
⑶ 詩集賞の詳しい選考経過は日本現代詩人会発行の冊子『現代詩2021』において発表する。
2 先達詩人の顕彰
2020年11月19日の第4回理事会において、粕谷栄市氏を2021年度の先達詩人として推挙することを決定した。「日本の詩祭2020」の中止により顕彰できなかった2020年度の先達詩人・原子修氏と共に、2021年5月30日の「日本の詩祭2021」において顕彰する予定だったが、新型コロナウイルス禍により中止。やむなく顕彰状、記念品、顕彰金を郵送・振込によりお渡しした。
3 会報の発行
相沢理事が担当し、160号から163号まで発行した。各号の内容は以下のとおり。
160号(2020・10・25発行)
第70回H氏賞・髙塚謙太郎詩集『量』、第38回現代詩人賞・野村喜和夫『薄明のサウダージ』、両氏の略歴、受賞の言葉。詩集賞決定までの経緯。2020年度通常総会を開催(書面方式)。名誉会員に新藤凉子、故・財部鳥子、両氏の略歴、お言葉(新藤氏のみ)。2020年度事業計画。理事会第1回(通信理事会)、第2回(通信理事会)。会員詩書紹介。詩界ニュース。新会員の顔6名(金子智、竹ノ一人、望月はる子、佐藤光江、福田恒昭、進藤ひろこの各氏)。各地の声・福井県詩人懇話会。各地のイベントから(広島県詩人協会「細見和之氏講演会」。山本十四尾「花話会」開講二〇周年記念展)。追悼(鈴木ふじ子氏、藤原菜穂子氏、扶川茂氏、埋田昇二氏)。名簿訂正など。
161号(2021・1・25発行)
黒岩隆会長新年のご挨拶。第71回H氏賞・第39回現代詩人賞選考委員決定。両賞への投票呼びかけ。先達詩人・粕谷栄市氏の紹介、挨拶と略歴。理事会第3回、第4回、第5回(通信理事会)報告。会員詩書紹介。詩界ニュース。各地のイベントから(山形県詩人会「やまがたの現代詩を味わう集い」)。HP「ホームページについて 英語版をオープン」。国際交流「カザフスタンの詩人・哲学者 アバイ・クナンバイウル―生誕175年に因む交流会」。2020年度総会(書面)における質問・要望・意見に対する回答。各地の声・近江詩人会。新会員の顔(藤山増昭、高橋達矢、鬼頭武子の各氏)。追悼(佐藤文夫氏、曽根ヨシ氏、細野豊氏、渡辺宗子氏)。名簿訂正など。
162号(2021・4・25発行)
第71回H氏賞・石松佳詩集『針葉樹林』、第39回現代詩人賞・鈴木ユリイカ詩集『サイードから風が吹いてくると』、両氏の略歴、受賞の言葉。詩集賞決定までの経緯。両氏、作品抄。2021年第5回HP現代詩投稿欄「詩人賞」「詩人」発表。詩人賞・岡崎よしゆき氏。新人・東浜実乃梨氏、小川博輝氏、松尾如華氏。選考会の報告・松尾真由美氏。各地の声・千葉県詩人クラブ。理事会第6回(通信理事会)、第7回、第8回。会員詩書紹介。詩界ニュース。新会員の顔(梁川梨里、やまもとさいみ、常松史朗、髙塚謙太郎、西畠良平、南雲和代の各氏)。各地のイベントから(兵庫県現代詩協会「詩を書くということⅡ」時里二郎、静岡県詩人会「多様な世界の詩〈詩祭〉ポエム・イン・静岡開催」、岩手県詩人クラブ「岩手詩祭2020」)。追悼(千葉宣一氏、笠井忠文氏、村永美和子氏、太田隆夫氏)、名簿訂正など。
163号(2021・7・25発行)
各地の声・埼玉詩人会。理事会第9回、第10回(集合と通信)、第11回。会員詩書紹介。詩界ニュース。新会員の顔(いのうえあき、齊藤瑤子、夏目ゆき、竹村啓、生駒正朗、山田裕彦、岩崎明の各氏)。国際交流「呉世榮のアンソロジー『千年の眠り』刊行に際して」徐載坤。豊泉豪「日本現代詩歌文学館発行『あの日から、明日へ—東日本大震災と詩歌アンソロジー』と関連作品展示会の概要」。2020年度の新会員の紹介文。追悼(一戸恵多氏、富田正一氏、若松丈太郎氏、ささきひろし氏)。名簿訂正など。
4 H氏賞・現代詩人賞の決定
⑴ 2020年度 H氏賞・現代詩人賞の決定
2020年度詩集賞の二次選考は、新型コロナ蔓延下で集合対面選考会の開催の機会を伺いつつ今期まで延期されたが、ついにコロナウイルスの威力は衰えず、非対面通信によって選考をおこない、2020年9月12日をもって両賞が決定された。
*第70回H氏賞 髙塚謙太郎『量』
*第38回現代詩人賞 野村喜和夫『薄明のサウダージ』
⑵ 2021年度詩集賞の決定
ア 選考委員(2020年11月19日 第4回理事会で決定)◎は委員長
*H氏賞 ◎秋亜綺羅、長田典子、高山利三郎、塚本敏雄、松尾真由美、森水陽一郎、和田まさ子
*現代詩人賞 ◎水島英己、杉本真維子、鈴木良一、鈴村和成、新延拳、三田洋、吉野令子
イ 詩集賞投票管理委員
斎藤菜穂子、鹿又夏実
ウ 詩集賞の決定
2021年2月6日、臨時理事会での会員投票の開票に引き続き第一次選考委員会を開催しH氏賞及び現代詩人賞ともに候補者を決定した。
次いで3月6日に開催された第二次選考委員会において両賞が決定された。
*第71回H氏賞 石松佳 詩集『針葉樹林』
*第39回現代詩人賞 鈴木ユリイカ詩集『サイードから風が吹いてくると』
エ 詩集賞の表彰
両詩集賞の表彰は、毎年度の詩祭において行われているが、2020年度及び当年度は詩祭が中止となったので、郵送伝達を行うことに決定した。
*第70回H氏賞、第71回H氏賞(賞金50万円及び記念品・高級置時計) *第38回現代詩人賞、第39回現代詩人賞(賞金50万円及び記念品・高級置時計)
オ 会員投票及び選考委員推薦による候補詩集については、当会ホームページをご参照ください。
5 『現代詩2020・21』発行
『現代詩2020』は、コロナ禍により選考が9月12日に延期されたため、2020年12月1日付で発行した。また、『現代詩2021』は、6月15日付で発行し、ともに、会員・関係機関に送付した。
6 日本の詩祭2021
2021年5月30日(日)、アルカディア市ヶ谷にて開催を予定し、昨年に続き講演は宮坂静生氏、音楽を引田香織氏に依頼するなど、さまざまな事項を決め進行してきた。しかし、新型コロナウイルス感染が拡大したため、第6回理事会において中止を決定した。
7 現代詩ゼミナールと新年会
2021年1月16日(土)、アルカディア市ヶ谷にて開催を予定し、さまざまな事項を決め進行してきた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の兆候が見られ、第3回理事会において中止と決定した。
8 国際交流について
昨年の総会資料に、「できれば来年度に国際交流イベントを行いたいと思います。今のところ、日本語訳詩集の刊行が予定されている韓国の詩人か、私の友人で日本在住の欧米系詩人を考えています」と書いたが、新型コロナウイルスの感染状況の収束が見えず、残念ながら、イベントの企画は断念せざるを得なかった。せめてそのかわりにという思いから、韓国の日本文学研究者徐載坤氏(韓国外国語大学校日本研究所所長)のお手を煩わせて、現代韓国を代表する詩人の一人、呉世榮氏(徐載坤訳による日本語版呉世榮詩集が近く刊行される予定)を紹介する文を書いていただき、日本現代詩人会会報に載せることができた。徐載坤氏および呉世榮氏に深謝申し上げる。また、昨年10月には、カザフスタンの国民的詩人アバイ・クナンバイウルの生誕175周年に因む交流の一環として、アバイ著作集の日本語訳刊行記念プレゼンテーション(於ホテルオークラ)に、私野村が山田隆昭理事長とともに出席した。
9 入会審議
入会担当理事春木節子の他に相沢正一郎、中井ひさ子、中田紀子、渡辺めぐみの計5名の入会審査委員が審査に当たり、21名の入会を決定、理事会の承認を得た。
今期の審査は2020年7月:通信(3名)、9月:通信(3名)、11月:通信(3名)、 2021年1月:通信(3名)、3月:通信(2名)、5月通信(7名)の5回審査会開催した。全て通信で行った。
また、第70回H氏賞受賞者1名が、2月の理事会で承認後、入会。今期は計22名が入会。
変異型ウイルスの蔓延により、COVID-19の影響いよいよ大きく、昨年に続き各地域での詩人の集いが中止となり、日本現代詩人会入会希望者からの理事、会員への接触など現状では叶わなくなっている。
そんな状況下で、人数は減少傾向にあるが、会員、理事各位のご紹介もあり、お陰様で、日本現代詩人会に相応しい方々ご推挙頂いた。ここに改めて、皆さんのご尽力に感謝申し上げる。引き続きのご紹介よろしくお願いしたい。
また昨年度に同じく、推薦理事を根本明理事が引き受けて下さった。推薦理事の心当たりのない、入会希望者の入会申込条件を整える事が出来た。推薦依頼された入会申込者の皆さん、とても喜んでおられた。ご協力に感謝します。
10 後援賛助
総会資料にあるように各地の5カ所(そのうち1カ所は後援のみ)に後援賛助金4万円を送金した。
11 ホームページの運営
2015年12月25日リニューアルオープン。現在(オープンから2021年5月15日)までに13万人以上の訪問者(ユーザー数)。90万ページ以上の閲覧数。
現在の作成のページは130ページ以上(英語版含む)。月8800円の保守管理、年間1万円のサーバー代。
【各ページ更新について】
イベント告知(催しの予告、中止・延期の速報)。H氏賞・現代詩人賞の候補詩集公開と受賞決定の速報。「会報」の情報公開、「各地の声」、「各地のイベントから」、「詩界ニュース」、「新会員」。「最近の国際交流」では、「カザフスタンの詩人・哲学者 アバイ・クナンバイウル―生誕175年に因む交流会参加」。「韓国詩人・呉世榮氏との交流」(徐載坤氏・韓国外国語大学校日本研究所所長による紹介文と写真)を掲載した。
HP投稿欄投稿受付、入選・佳作選考選評公表、投稿欄「新人賞」「新人」発表。
各ページの更新及び問合せ対応など。
【英語版の公開について】
・2020年8月31日に公開開始。
・英語版担当者 石田瑞穂氏、下訳者・二宮豊氏
基本、TOP写真、「日本現代詩人会とは」「理事会の役割」「H氏賞と現代詩人賞」「国際交流」の項を英訳公開。
更新は、「第70回H氏賞・第38回現代詩人賞の発表、略歴、受賞の言葉」と「国際交流カザフスタン」を追加。
※受賞者の紹介、国際交流などは、日本語版公開の後で翻訳完了後に公開。
【投稿欄について】
詩投稿作品 第17期(2020年4月~6月)438作品・297名の投稿。7月選考、8月発表。
詩投稿作品 第18期(2020年7~9月)405作品・257名の投稿。10月選考、11月発表。
詩投稿作品 第19期(2020年10~12月)447作品・266名の投稿。1月選考、2月発表。
詩投稿作品 第20期(2021年1~3月)468作品・302名の投稿。4月選考、5月発表。
詩投稿作品 第21期(2021年4月~6月)受付け中。7月選考、8月発表。
第16期から第19期までの選者:松尾真由美、柴田三吉、浜田優各氏
第20期から第23期までの選者:片岡直子、上手宰、福田拓也各氏
海外からの投稿もあり。ドイツ、フランス、イギリス、アメリカ、カナダ、スイス、スウェーデン他。(投稿欄設置から)
【2021年第5回日本現代詩人会HP投稿欄「新人賞」と「新人」の決定】
2021年3月21日(日)にコロナ感染状況によりメールにて選考会を実施。
選考委員 松尾真由美(選考委員長)、柴田三吉、浜田優各氏(年間謝礼2万円)
事務局 佐川亜紀HP担当理事
「新人賞」岡崎よしゆき
「新人」 東浜実乃梨、小川博輝、松尾如華
HPで受賞決定結果と選考経過を公表し、「会報」162号にても報告。
*表彰式はコロナ禍で中止となり、第4回第5回の「新人賞」に賞状と図書カード1万円分、「新人」に賞状と図書カード5千円分を郵送で贈った。
◎訪問者数:参考(月の訪問者数=資料作成時から過去30日間)
2016・1月:327名、2月:1350名、6月:1934名、12月:2176名
2017・3月:3098名、
2018・5月:3294名、
2019・5月:2904名、
2020・5月:3733名、
2021・5月:3562名。
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【制作・スタッフ】
制作会社 フェアグラウンド株式会社
HP担当理事 佐川亜紀
HP運営委員 山田隆昭理事長、新延拳理事、塚本敏雄理事、光冨幾耶委員、石田瑞穂委員
HPサポートチーム:協力員・平川綾真智、芝田陽治、中村梨々、及び光冨幾耶(責任者)
(2021・5・16資料作成時)
12 創立70周年事業
日本現代詩人会は2020年1月21日に、創立満70周年を迎えた。
この記念すべき年において、それを慶び寿ぐとともに、この時点における日本現代詩人会の存在意義と現代詩に対する貢献のあり方を再度見つめなおし、確認するために、①地域別記念イベントの開催、②記念アンソロジーの刊行が決定されたのである。
⑴ 地域別記念イベント
現代詩はそれぞれの地域で書かれている。日本現代詩人会はそれら地域の集合体であることは、言を俟たないであろう。よって、中央での会合ではなく、それぞれ地方での個性的かつ工夫を凝らしたイベントを企画していただき、各地での詩人の活躍や詩の活性化に加えて、次代に伝えてゆくべき若い人たちへのアピールをはかるということを意図した。全国をいくつかの地域に分けた関係で、2020年をまたぐ3年間の計画となった。2019年の三国でのプレ・イベントから始まって、2020年4月中四国(岡山)、9月北海道(札幌)、10月中部(名古屋)、11月近畿(大阪)、そして2021年九州(鹿児島)、3月東北(仙台)という6地域(プレ・イベントを入れると7地域)にわたる計画であった。
ところがその実行が、2020年の初頭からなるコロナ禍により、参加者皆様の健康・安全面を最優先に考えた結果、すべての地域での開催が不可能になってしまった(コロナ禍以前の開催であった三国でのプレ・イベントを唯一の例外として)。最終回だけでも、何とか開催できないかとぎりぎりまで検討を重ねてきたが、事態は全く改善に向かわず、あきらめざるを得なかった次第。各地の委員の方々の大変な努力で様々な計画を立て準備をしていただき、満を持してのイベントであっただけに、まことに残念である。そして、関係の皆様に対して、大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。
我々としては、先達のご努力によりこの永く続いてきた現代詩人会の存在を何らかの形で振り返り、また現代詩の新たなウェーブを起こすべく創意と工夫を凝らす機会を捨て去るべきではないと信じている。よって、今後理事会の議論を経て、75周年あるいは80年という節目をとらえて、再度新たなイベントにチャレンジしていきたいと考えている。
Ⅱ 会計関係
1 2020年度収支決算報告
(通常総会資料別掲)
2 70周年記念事業決算報告
(通常総会資料別掲)
3 会計監査報告
(通常総会資料別掲)
Ⅲ 議案
1 2021年度事業計画(案)
(通常総会資料別掲)
2 2021年度収支予算案(案) (通常総会資料別掲)
3 理事選挙の報告
5月20日の第10回理事会で開票を行い、理事選挙投票管理委員白井知子、宮内喜美子両氏に投票封筒及び投票用紙を郵送し確認を行った。(会員総数1042名、投票数273票、投票率26・2%)。
その後、得票上位の者および会則17条による者から理事候補を選定した。
理事長が得票順に各候補に理事就任の諾否を問い合わせたところ、10名の承認が得られた。その他17条による補充理事候補に就任を要請し5名の承諾が得られ合計・下記の15名が21・22年度の理事候補に確定した。(敬称略、得票数・順位は会報に発表する)
総会で承認を得た上、新理事は9月16日開催の2021年度第2回理事会で初会合し、互選により会長、理事長、副理事長及び各理事の役割分担を決める。
秋亜綺羅、井上敬二、岡島弘子、長田典子、北畑光男、佐川亜紀、杉本真維子、鈴木正樹、田村雅之、中井ひさ子、中田紀子、新延 拳、根本 明、宮崎 亨、八木幹夫
Ⅳ 報告事項
1 国民文化祭の今後の予定
2020年の第35回国民文化祭は宮崎県で開催、11月14日宮崎市「宮崎市民プラザ・オルブライトホール」に於いて、「現代詩の祭典」として応募入賞作品の発表と、片山恭一氏の講演「いま古典を読むことの意味」が行われ、日本現代詩人会からは中井ひさ子氏、岡島弘子氏が選考委員を務めた。2021年・第36回は和歌山県岩出市「旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)」に於いて、「いわで現代詩(ことば)の祭典」として11月13日に現応募入賞作品の発表と、村瀬憲夫氏「万葉の詩心 紀ノ川を流れ―万葉びとの旅心」、河津聖恵氏「土地と交流して詩を書くということ」の講演、県立那賀高校生徒による群読等が行われる。第37回は沖縄県、第38回は石川県、第39回は岐阜県と続き、それぞれの県で〝詩の祭典(仮称)〟を実施するか検討が始まっている。なお、毎年、文化庁が実施する国民文化祭の打合せ会合は中止されている。
2 年会費納入状況
⑴ 会員の皆様のご協力により、コロナ禍にも関わらず昨年度と同様、年会費の予算目標に近づく納入状況となっている。
⑵ 4年以上滞納されている方は10数人おられる。「会費・入会金納入細則」によって退会に該当するが、督促状に応えて退会を表明された方が1人。あとは回答待ちの状況である。
⑶ 3年滞納(いずれも2020年度分含む)の方、2年滞納の方合わせて90人にも納入願い状をお送りし、多くの方の納入があった。
3 慶弔関係
会則第10条により、会員が亡くなられたときには弔慰金を贈ることになっている。会員ご逝去の情報をもとに麻生直子理事が担当し、弔意文とともに弔慰金をご遺族に贈った。ただ、近年では単身生活や施設で生活する会員も増えていて、亡くなったこと自体が伝わってこないことも多く、お悔やみが遅れてしまうこともある。どうか、こうした情報を慶弔担当理事または理事長宛てにお寄せ願いたい。
4 会員の入退会及び在籍数
会員の入退会(2020年7月1日~2021年6月30日 敬称略)
⑴ 入会(22名)
金子 智、竹ノ一人、望月はる子、佐藤光江、福田恒昭、進藤ひろこ、高橋達矢、藤山増昭、鬼頭武子、梁川梨里、やまもとさいみ、常松史朗、高塚謙太郎、南雲和代、西畠良平、竹村 啓、生駒正朗、齊藤瑤子、いのうえあき、夏目ゆき、山田裕彦、岩崎明
⑵ 退会(30名)2020年7月以降承認
湯沢和民、高橋 馨、上田由美子、圓子哲雄、みくも年子、伊藤成雄、宮城隆尋、犬飼愛生、山本倫子、清水マサ、青木はるみ、靏見忠義、市村幸子、南川隆雄、駒崎 盤、内田麟太郎、岩渕一也、小坂顕太郎、金敷善由、八尋舜右、鈴木和子、なべくらますみ、水野るり子、中桐美和子、藤原有紀、細田傳造、光城健悦、大野直子、笹倉貞夫、宮島智子
⑶ 物故会員(17名)
鈴木ふじ子、藤原菜穂子、扶川 茂、守屋 健、埋田昇二、佐藤文夫、千葉宣一、曽根ヨシ、細野豊、太田隆夫、渡辺宗子、笠井忠文、村永美和子、一戸恵多、富田正一、若松丈太郎、ささきひろし
*2021年6月30日現在会員総数名1047名(名誉会員10名 安藤元雄、高良留美子、新川和江、新藤凉子、田中清光、中村 稔、平澤照雄、平林敏彦、堀内幸枝、堀場清子の各氏を含む)
会員数:昨年同期比25名減。
※書面総会の結果
会員数 1052人
回答数 564名人(53・6%)
うち白紙2人
会員の1/3を超え成立(会則第29条)
Ⅰ 20年度事業報告
*(1)~(3)(5)(6)(9)
承認 562人
*(4)(10)(12)
承認 561人
*(7(8)
承認 560名
*(11)
承認 559人
Ⅱ 会計関係
*(1)(2)(3)
承認 561名
Ⅲ 議案
*(1)(2)
承認 562名
*(3)
承認 561名
以上、過半数の承認を得て議決された
(会則第29条)
ご回答ありがとうございました。
2021年度事業計画
21.7.10(土)会計監査(早稲田奉仕園)
7.15(木)2021年度第1回理事会 入会審査(早稲田奉仕園)
7.25(日)会報163号発行 総会通知・資料発送
8.28(土)2021年度通常総会(書面方式)
9.16(木)第2回理事会 三役・理事役割分担決定(早稲田奉仕園)
10.21(木)第3回理事会 詩人賞選考委員、
先達詩人推挙検討(早稲田奉仕園)
10.25(月)会報164号発行
11.18(木)第4回理事会 詩人賞選考委員決定 名誉会員推挙検討
先達詩人決定 入会審査(早稲田奉仕園)
12.15(水)会員名簿発行 詩人賞投票用紙発送
12.16(木)第5回理事会(早稲田奉仕園)
22.1.22(土)第6回理事会 入会審査(アルカディア市ヶ谷)
1.22(土)現代詩ゼミナール 新年会と講演(アルカディア市ヶ谷)
1.25(火)会報165号発行
2. 5(土)臨時理事会 詩集賞投票開票、
選考委員会へ送付(早稲田奉仕園)
2. 5(土)第1次選考委員会、候補詩集決定(早稲田奉仕園)
2.17(木)第7回理事会(早稲田奉仕園)
3. 5(土)第2次選考委員会、賞決定・公表(早稲田奉仕園)
3.17(木)第8回理事会 入会審査(早稲田奉仕園)
4.21(木)第9回理事会(早稲田奉仕園)
4.25(月)会報166号発行、日本の詩祭プログラム発送
5.19(木)第10回理事会 入会審査(早稲田奉仕園)
5.29(日)日本の詩祭2022開催(アルカディア市ヶ谷)
6.16(木)第11回理事会(早稲田奉仕園)
7. 9(土)会計監査
7.21(木)2022年度第1回理事会 入会審査(早稲田奉仕園)
7.25(月)会報167号発行、総会通知・資料発送
8.27(土)2022年度通常総会、懇親会(アルカディア市ヶ谷)
以上の他
1.各地詩人団体への後援賛助、講師派遣
2.国民文化祭選者派遣
3.ホームページの運営 ほか