戦後詩史年表①1945~1969
戦後詩史年表 1945〜1969
作成:小海永二 深澤忠孝 葵生川 玲
『資料・現代の詩2010』から「年・月」、「詩集・訳詩集」、「詩論・エッセイ・研究」の部分をHPに転載。
1945年(昭和20年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
三好達治=春の旅人(自家版)〔自筆の拓本詩集、板刻小野忠弘〕 |
江口榛一・歌詠み文かく事は小事之一也(日本詩) 上田保・詩を思ふ(詩研究) |
2 |
大木惇夫=雲と椰子(北原出版) |
山岸外史・自由な心について(文藝世紀) |
3 |
釋迢空=古代感愛集(自家版)〔発行所焼失により、10数部を自家版とする〕 |
|
4 | 百田宗治=漢口風物詩(思明堂)〔漢口〕 |
池田亀鑑・詩歌における「郷愁」(日本短歌) |
5 | 高石寛夫=大和秘歌(日本詩壇) 則武三雄=風詠集(人文社) |
|
6 | 三好達治=干戈永言(青磁社) | |
7 | 藤澤知=二十五歳(詩文学研究会) | |
8 | ||
9 |
青野季吉・日本論の文学(東京新聞、19・20日) |
|
10 | 武者小路實篤=詩と劇(筑摩書房) | |
11 |
北山冬一郎=風の中の歌(新風社) |
笹澤美明・新文学の誕生を切望する(詩研究) |
12 | 西條八十=抒情詩抄(生活社) 堀内讃位=鳥と猟(昭森社) |
北園克衛・詩人の任務、革命の先駆者たれ(読売新聞・20日) |
1946年(昭和21年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
北山冬一郎=祝婚歌(新風社) |
安藤一郎・詩と合理主義の精神(近代詩苑) |
2 | 三好達治=朝菜集(青磁社)〔戦後版〕 百田宗治=山川草木(白都書房)〔詩文集〕 |
唐木順三・言葉の回復(文藝) |
3 |
荒谷七生=雪國天女(青玄社) |
小田切秀雄・北村透谷(思潮) |
4 |
江口準一=月ある夜(江戸書院) 三好達治=故郷の花(創元社) |
岩上順一・書かるべき戦争の文學(新日本文學) |
5 |
井上康文=山上の蝶(寺本書房) |
つださうきち・寒山詩と寒山拾得の説話について(饗宴) |
6 |
一瀬稔=明日の糧(高須書房) |
小田切秀雄・文學における戦争責任の追求(新日本文學) |
7 |
木下夕爾=昔の歌(ちまた書房) |
P・ヴァレリ・精神の自由(中村光夫訳、世代) |
8 |
井上光晴編=新日本プロレタリア詩集(九州評論社) |
飯塚信雄・宮澤賢治と立原道造(高原) |
9 |
祝算之介=龍(虎座社) |
北園克衛・絢爛たる世紀への憧憬(ゆうとぴあ) |
10 |
尾崎喜八=夏雲(青園社) |
鈴木治・明日の文化と詩の役割(文藝) |
11 |
河上肇=旅人(興風館) |
桑原武夫・第二藝術論――現代俳句について(世界) |
12 |
更科源蔵=河童暦(鶴文庫) |
□特集・終戦後のわが詩業(ゆうとぴあ) 神保光太郎・現代詩の位置(人間) |
1947年(昭和22年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
岡本潤=襤褸の旗(真善美社) |
中村光夫・詩人の誕生――「浮雲」について(展望) |
2 | 丸山豊=孔雀の寺(金文堂) 室生犀星=旅びと(臼井書房) |
梅本克己・人間的自由の限界(展望) |
3 |
入江武彦編=九州詩集(燎原社) |
北村太郎・孤独への誘い(純粋詩) |
4 |
井上康文=梅(富岳本社) |
現代詩及び詩人論(ゆうとぴあ) |
5 |
秋谷豊 = 遍歴の手紙(岩谷書店) |
加藤周一他=一九四六年・文学的考察(真善美社) |
6 |
伊藤整=冬夜(細川書店)〔再版〕 |
□詩論特集(女神) |
7 |
荒川法勝=青い鬼(自家版) |
吉本隆明・古典論(季節) |
8 |
安部公房=無名詩集(自家版)〔推定〕 |
中島健蔵・ヴァレリーについて(詩学) 福田恆存・朔太郎論(八雲) 小野十三郎=詩論(真善美社)〔1〜234章の断章、大部分は戦時中「文化組織」に書かれたもの〕 竹内勝太郎=丘の上の対話(圭文堂) |
9 |
赤松月船=明るきセレナード(合同新聞社) |
中村真一郎・詩の革命(近代文学) |
10 |
井上光晴=むぎ(ねじくぎ社) |
□特輯詩の探検(詩学) 鈴木治・明日の文化と詩の役割(文藝) 福永武彦=ボードレールの世界(矢代書店) |
11 |
伊東静雄=反響(創元社) |
□西脇順三郎特集(荒地) |
12 |
大島栄三郎=美しい死への憧憬(自家版) |
日夏耿之介・永井荷風とその時代(芸術) |
1948年(昭和23年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
尾崎喜八=残花抄(玄文社) |
□藤村と有明(藝林閒歩) |
2 | 永瀬清子=美しい国(炉書房) 堀口大學=白い花束(草原書房) ミュッセ詩集(内山良男訳、桜井書店) |
□現代日本詩集(詩学) |
3 |
新井正一郎=秘唱(欧亜芸術社) |
小田切秀雄・抒情の理論(詩学) |
4 |
池田克己=法隆寺土塀(新史書房) |
□金子光晴詩集(日本未来派) |
5 | 草野心平=日本沙漠(青磁社) 小出ふみ子=花影抄(新詩人社) 島田謹二=雅人(晴文社) 丸山薫=青い黒板(ニューフレンド社) 立仙啓一=父の墓(心象詩社) ゲーテ詩集(森山啓訳、白楊社) |
□日本詩の韻律の問題(詩学) |
6 |
石川まき子=漁火(養徳社) |
小野十三郎・試論(綜合文化)〜9 |
7 |
上田幸法=鉛の鈴(四葉書店) |
扇谷義男・田中冬二小論(詩学) |
8 |
淺野晃=風死なず(玄文社) |
深瀬基寛・伝統と正統の問題(展望) |
9 |
大谷忠一郎=月宮殿(多摩書房) |
神保光太郎=詩のこころ(社会教育連合会) |
10 |
小野十三郎他編=現代日本代表作詩集・一九四八年版(海口書店) |
杉山平一・竹中郁論(詩学) 藤原定・萩原朔太郎と浪漫主義(高原) 吉田精一・日本の象徴詩(詩学) |
11 |
井上光晴・大場康二郎=すばらしき人間群(新日本文学会長崎支部) |
□高見順詩集(日本未来派) |
12 |
大木實=未来(さえら書房) |
□我々の立場(詩学)〔現代詩・荒地・歴程・コスモス4誌〕 |
1949年(昭和24年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
赤木健介=叙事詩集(正旗社) |
新日本文学会詩研究会編 = 近代詩人研究(真善美社) |
2 | 大森忠行=罪の季節(北洋社) 竹内てるよ=生命の歌(白林社) |
加藤周一・途絶えざる歌(展望)〔フランス抵抗詩論〕 |
3 |
柴田忠夫=瀬戸内叙情(沢木書房) |
池田克己・安西冬衛論(詩学) |
4 |
河邨文一郎=天地交驩(詩と詩人社) |
黒田三郎・詩の難解さについて(詩学) |
5 | 金子光晴=女たちへのエレジー(創元社) 倉橋顕吉詩集(京都・立川究刊) 新日本文学会編=日本プロレタリア詩集(新興出版社) 高橋長谷雄=タヒチの女(自家版) 平光善久=案山子の歌(詩宴社) 船方一=わが愛わ闘いの中から(民主文学連盟神奈川地方協議会) 三好豊一郎=囚人(岩谷書店) 千家元麿詩集(一灯書房) 和田徹三=合弁花冠(千代田書院) |
□全日本詩集(造型文学3周年記念特大号) |
6 |
赤塚行雄=河童のうた(自家版) |
加藤周一・詩壇の或傾向について(詩学) |
7 |
井上長雄=絶海(庄内詩人会) |
鮎川信夫・現代詩とは何か(人間)〜9 中野重治・啄木研究のひろがりに ついて(人民短歌) |
8 |
浅井十三郎=火刑台の眼(詩と詩人社) |
大岡昇平・中原中也伝(文藝) 三好達治・萩原朔太郎(新潮)〜 北川冬彦=詩の話(宝文館) 小野十三郎=詩論(不二書房) 高村光太郎=印象主義の芸術と思想(筑摩書房) |
9 |
伊東静雄=反響(百花文庫)〔再版〕 |
□特集世界現代詩人論(詩学) |
10 |
高橋新吉の詩集(日本未来派) |
佐藤春夫・新体詩小史(三田文学) 中桐雅夫・アメリカ詩壇新旧の対立(詩学) 西村孝次・ポオの詩論(詩学) |
11 |
安西冬衛=座せる闘牛士(不二書房) |
岡本太郎・アヴァンギャルド宣言(改造)
|
12 |
金子光晴=鬼の児の唄(十字屋書店) |
□現代詩特輯(三田文学) |
1950年(昭和25年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
関根弘=沙羅の木(自家版) |
□特集、全日本詩集(詩学)〔初の特集、○座現代詩の諸問題〕 |
2 | 江口榛一=あかつきの星(広島図書) 大上敬義=黄金と乳香と没薬との夜の唄(自家版) 藤下雅史=一刻(文化書房) |
一条徹・抒情の変革の系譜について(文学) |
3 |
上野菊江=アヌービス(あこがれ歌人社) |
草野心平・詩人の生涯――宮沢賢治覚え書(新潮)〜5 |
4 |
天野忠=小牧歌(文童社) |
小野連司・ネオ・ロマンチシズムの基点(地球) |
5 |
江頭彦造=早春(雄鶏社) |
吉川幸次郎・杜甫(新潮) |
6 |
植村久門=みちのくゆき(自家版) |
□特集「詩と詩論」以後(詩学) |
7 |
永瀬清子=焰について(千代田書院) |
□特集新教科書の詩を検討する(詩学) |
8 |
麻生久=生くる日に(青巧社) |
□特集現代詩を分析する(詩学) |
9 |
東海林大造=遠い稲妻(自家版) |
中桐雅夫・棄てられた詩の意義(詩学) |
10 |
許南麒=日本時事詩集(朝日書房) |
黒田三郎=民衆と詩人(詩学)〜11 |
11 |
及川均=第十九等官(日本未来派) |
小牧近江・「種蒔く人」回想(新日本文学) |
12 |
青木ひろたか=無果花の実(ユリイカ) |
□新鋭特集(人間)〔詩人6人〕 |
1951年(昭和26年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
和泉克雄=小序曲・鎮魂曲(魅惑社)〔2冊〕 |
三好達治・卓上の花(新潮)〜12 ヘルマン・ヘッセ他・日本人に寄す(群像) 安藤一郎他編=現代詩鑑賞全4巻(第二書房)〜9 内藤濯=フランス近代詩評釈(白水社) 野田宇太郎= 日本耽美派の誕生(河出書房) |
2 |
大関松三郎=山芋(寒川道夫編、百合出版)〔児童詩集〕 |
安藤一郎・詩集「典型」について(日本未来派) |
3 | 秋田県年刊詩集(同発行委員会) 岩本修蔵=雨の降る黄昏の悲歌(協立書店) 風木雲太郎=紫の笛(風雲閣) 中勘助=藁科(山根書店) ボードレール=悪の華梢上(堀口大學訳、角川書店)〔梢下、6月〕 |
□現代英米詩選(詩学特輯号、別冊) |
4 | 北園克衛=砂の鶯(協立書店) 谷口謙=風信旗(臼井書房) 日本放送協会編=放送・朗読詩集(宝文館) 米田栄作=川よ とはに美しく(新文明社)〔原爆を主題にした初の鎮魂詩集〕 |
|
5 | 金子光晴他編=世界解放詩集(飯塚書店) 蒲原有明監修・解説=藤村全詩集(新潮社) 冬木透=彷徨感覚(安田秀勝刊) |
□特集、勤労詩・勤労詩論(詩学) |
6 | 天野隆一=雲の耳(文童社) 安東次男=蘭(月曜書房) 小田国男=平原と花(新文化社) 西條八十=赤い花束(宝文館) 高松文樹=胡蝶の死(自家版) 天野隆一=雲の耳(文童社) 長島三芳=黒い果実(日本未来派)〔H氏賞〕 吉田欣一=歩調(新日本文学会岐阜支部) アラゴン詩集(金子光晴訳、創元社) |
笹澤美明・現代詩鑑賞(詩学)〜12 |
7 | 小野連司=ラーメン屋冬物語(陽炎詩社) 北園克衛=黒い火(昭森社) 島本融=ダマスクスへ(文芸旬報社) 清水孝之丞=西蔵娘(柏書房) 長尾辰夫=シベリヤ詩集(草原書房) 原民喜詩集(細川書店) シェリィ詩集(坂口充男訳、文童社) |
□北園克衛研究(詩学) |
8 |
荒地詩集・一九五一年(早川書房)〔これを第1集とし、一九五八年版まで。2集以下は荒地出版社刊〕 |
□物故詩人追悼特輯(詩学)〔立原道造以下17人の詩人の作品と回想〕 佐藤春夫他・与謝野寛・晶子論(三田文学) |
9 |
安藤一郎=ポジション(外国文化社) |
加藤周一=現代詩人論(弘文堂) |
10 | 北川幸比古=草色の家(自家版) 長沼静人=外景(麓書房) 深尾須磨子=洋燈と花(宝文館) アラゴン=祖国の中の異国にて(世界抵抗詩選刊行会訳編、大月書店) エリュアール=苦しみの武器(世界抵抗詩選刊行会訳編、大月書店) コクトオ詩集(堀口大學訳、創元社) 中国抵抗詩集(世界抵抗詩選刊行会訳編、大月書店) |
□特輯今日の詩精神(詩学) 河盛好蔵・ヴェルレーヌの生計(文学界) 中村稔・宮沢賢治論(詩学) 古川清彦・昭和詩史(國語と國文學) 伊藤信吉他編=近代詩入門(新興出版社) 高橋健二=ゲーテの文学(実業の日本社) |
11 |
礒永秀雄=浮燈台(ユリイカ) |
□特輯、荒地グループ批判(詩学) |
12 |
菅原克己=手(木馬社) |
中西浩・高村光太郎論(詩学) |
1952年(昭和27年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
池田克己=唐山の鳩(日本未来派) |
小野十三郎・韻からよみがえるために(短歌研究) 深瀬基寛・感性の発展のために(短歌研究) 阪本越郎=詩と生活(金子書房) |
2 |
後藤一夫=餓鬼(詩火社) |
中桐雅夫・「荒地詩集」批判に答える(詩学) |
3 | 蒲原有明全詩集(創元社) 小出ふみ子=都会への絶望(新詩人社) 白鳥省吾=平和の序曲(詩とリズム社) 中野嘉一=春の病歴(詩の家) 浜口長生=漁民悲歌(三重詩話会) 別所直樹詩集(詩行動社) 稗田菫平=胡桃の琴(茫洋詩社) 明珍昇=日時計(日本詩研究会) 三好達治=駱駝の瘤にまたがつて(創元社) ドイツ抒情詩集(手塚富雄編、河出書房) マラルメ詩集(鈴木信太郎訳編、創元社) |
鮎川信夫・ボードレール(詩学) |
4 | 岩佐東一郎=裸婦詩集(青園社) 江頭彦造=リボンのついた氷島(雄鶏社) 上田怜人=炎の唄(火山脈社) 小野連司=手毬詩経(土曜詩学会) 加藤千春=みちのく抄(同遺稿集刊行会) 北川冬彦=馬と風景(時間社) 桑島玄二=目測について(距離社) 志摩直志=未完の一日(美唄文学会) 英米詩抄(斉藤勇訳編、開文社) |
長江道太郎・美の痛み(詩学) 佐藤義美=詩ととくほん(河出書房) |
5 |
許南麒=白頭山・趙基天(ハト書房) |
安西均・マス・コミュニケーションと現代詩(詩学) |
6 | 乾武俊=面(東門書房) 加藤真一郎=春の冠(自家版) 佐川英三=若い湖(日本未来派) 谷川俊太郎=二十億光年の孤独(創元社) 峠三吉=原爆詩集〔青木文庫版〕 中寒二=北に咲く花(北方人間社) 野間宏他編=わが祖国の詩(理論社) 冬園節=花の憂愁(自家版) 渡辺正也=食堂の降雨図(暦象詩社) 吉田三千雄=八月十五日(自家版) |
平井啓之・ヴァレリー晩年の作品について(詩学) |
7 | 井手則雄=葦を焚く夜(葦会) 祝算之介=幼年(文芸先駆社) 上林猷夫=都市幻想(日本未来派)〔H氏賞〕 更科源蔵=無明(さろるん書房) 手塚久子=炎える海へ(D・D・P) 那須田稔=ジャパニイズ広場(詩と詩人社) 平光善久=伽藍雲(詩宴社) マヤコフスキー詩集(小笠原豊樹訳、彰考書院) |
木下常太郎・詩人の生き方(詩学) |
8 |
池崇一=薔薇十字(一路書房) |
□諷刺詩特集(列島) |
9 |
上田静栄=暁天(日本未来派) |
□詩人の作品と生涯(解釈と鑑賞) |
10 | 相沢道郎=酔具悲歌(自家版) 荒木文雄=二つの帆(文童社) 岡田刀水士=純情の歌(学芸書林) 中江俊夫=魚の中の時間(第一芸文社) 長沼静人=外景(麓書房) |
植村諦・詩の大衆性について(詩学) 高村勝治・現代詩の技巧(詩学) 笹澤美明他著=現代詩の歩み(宝文館) |
11 | 磯村英樹=天の花屑(駱駝詩社) 小野十三郎詩集=火呑む欅(三一書房) 定本 佐藤春夫全詩集(創元社) 中部日本詩集五二年版(同連盟刊) 徳永民平=流民(自家版) 深尾須磨子詩集・聖なる不眠(三一書房) 馬淵美恵子詩集(創元社) エリオット=荒地(西脇順三郎訳、創元社) |
原享吉・イリュミナシオンの歴史(詩学) G・ルカーチ=ゲーテとその時代(笹本駿二訳、中央公論社) |
12 |
石出和=少年盛装(千葉新聞社) |
□詩の生命(○座、新潮) |
1953年(昭和28年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 土橋治重=花(日本未来派) 野村修=ゆふぐれのソネット(創元社) 小野連司=七月十七日のトランプ会(地球社) |
□特集現代詩(文学) 木原孝一・現代詩の主題(荒地詩集) 河上徹太郎・私の詩と真実(新潮)〜12 |
2 | 礒永秀雄=角笛(駱駝詩社) 志摩直人=がらすの槌(バンドラ文庫) 田村昌由=下界(日本未来派) 福森静夫=朝の仮装(暦象詩社) 冬木康=竹の中(炉書房) 松島甲子呂=夜の審判(新詩人社) |
宗左近・現代詩人論(詩学) 伊藤整・近代日本人の発想の諸形式(思想)〜3 小野十三郎=現代詩手帖(創元社) 佐藤輝夫=ヴィヨン詩研究(中央公論社) ボードレール評論集⑵⑶(佐藤正彰訳、新潮社)〔文庫〕 |
3 | 小熊秀雄詩集(筑摩書房) 金素雲=朝鮮詩集(創元社) 桑島玄二=今日の契約(エバンタイ・C) 藤富保男=コルクの皿(SETTE 社) 竹内勝太郎=黒豹(創元社) |
□特集サークル詩の現状分析とその批判(列島) |
4 | 大江満雄編=いのちの芽(三一書房) 大崎二郎=その次の季節(詩と詩人社) 岡安恒武=GOLGOTHA(歴程社) 呉羽紡績労働組合編= 機械の中の青春(三一書房) 交替詩派詩集(交替詩社) オリオンの見える位置(青年詩人集団) 神保光太郎=青の童話(薔薇科社) 中野重治=夜あけ前のさよなら(筑摩書房)〔選詩集〕 服部嘉香=幻影の花びら(長谷川書房) 日本学生詩集(理論社) 細川基=蟬(北書房) 相馬大=影(コルボウ詩話会) アポリネール詩集(堀口大學訳、創元社) |
加島祥造・現代アメリカ詩人(詩学) 三好達治=午後の夢(白水社) E・パウンド=世界文学の読み方(宝文館) |
5 | 大滝清雄=氷地(日本未来派) 小倉芳蔵=夜(暦象詩社) 木島始詩集(未来社) 北園克衛=定本 若いコロニイ(国文社) 小島謙四郎=静かな椅子(昭森社) 高木恭造=まるめろ(風の木社)〔再版〕 萩原貢・米谷祐司詩集(朱砂社) |
□現代詩を語る(○座、文藝) 神保光太郎・三好達治論(詩学) ロートレアモン・ポエジイ(前川嘉男訳、詩学) ハッティングベルク・リルケとの愛の思い出(富士川英郎他訳、新潮社) セシェ・ベルトオ=ボードレールの生涯(斉藤磯雄他訳、三笠書房) |
6 | 井手則雄=黄金の皮膚(文芸旬報社) 小野十三郎=大阪(創元社)〔増補版〕 小野連司=赤頬義歯伝(地球社) 酒井真右=日本部落冬物語(理論社) 女性詩選集(日本女性詩人会) 手塚久子=光ある泉のほとり(作家社) 中川友義=泥と花と太陽と(未来社) |
□現代詩特集(新潮) 高橋新吉・生命の端緒(群像) C・D・ルイス・詩的イメージ(鶴岡冬一訳・要約、詩学) 福田陸太郎=アメリカ現代詩序説(高思閣) |
7 | 和泉克雄=長い夢(日本未来派)〔詩劇〕 緒方健一=台風の眼(プレイアド) 北川冬彦他編=時間詩集(時間社) 荒地同人編=詩と詩論第一集(荒地出版社) 新川和江=睡り椅子(プレイアド) 関根弘=絵の宿題(健民社) 野村英夫詩集(角川書店) |
遠藤周作・抵抗詩人ランツベルク(詩学) 中桐雅夫=危機の詩人(早川書房)〔英国詩人論〕 |
8 |
金井直詩集(薔薇科社) |
□二十世紀の詩と詩論(三田文学) |
9 | 安積得也=一人のために(同刊行会) 小高根二郎=郷愁(白川書院) 蒲池歓一=石のいのち(森北出版) 草野心平=亜細亜幻想(創元社) 佐藤總右=狼人(日本未来派) 野間宏詩集=(三一書房)〔詩文集〕 吉本隆明=転位のための十篇(自家版) ハイネ恋愛詩集(田中克己訳、角川書店) |
金子光晴・現代詩と詩人の立場(群像) 安東次男=抵抗詩論(青木書店)〔文庫〕 北園克衛=黄いろい楕円(宝文館) |
10 | 佐藤清=史詩聖徳太子其他(創造発行所) 佐藤春夫・吉田精一編=近代日本抒情詩集(中央公論社) 中原中也全詩集(創元社) 西脇順三郎=近代の寓話(創元社) 野田寿子=台風圏(昭森社) 人見勇=襤褸聖母(第一書詩社) 阿部保=紫夫人(河出書房) ダンテ=神曲・地獄篇(北川冬彦訳、創元社) |
□現代詩特集(文章倶楽部) □特集現代詩と新詩運動の立場(列島) □新しい詩精神(○座詩学) 高橋宗近・現代詩の諸傾向(詩学)〜54・5 笹澤美明=リルケの愛と恐怖(宝文館) |
11 |
泉沢浩志=微笑(地球社) |
□現代詩について(○座群像) |
12 | 秋谷豊=葦の閲歴(新文明社) 天野美津子=車輪(臼井書房) 飯島耕一=他人の空(ユリイカ) 桜井勝美=ボタンについて(時間社)〔H氏賞〕 谷川俊太郎=六十二のソネット(創元社) 中野嘉一=メレヨン島詩集(詩の家) ヴェルハァラン詩集(高村光太郎訳、創元社) |
中桐雅夫・オーデンの詩と思想(詩学) C・D・ルイス・現代詩について(小田島雄志訳、紹介、詩学) 唐川富夫= 現代の孤独(地球社) |
1954年(昭和29年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 内田義広=百羽の雁(日本未来派) 佐野美津男=青い象(自家版) 日本放送協会編=ラジオ詩集(宝文館) 三浦関造=心の大空(龍王文庫) |
□特集詩の言葉について(列島) 伊藤信吉・勤労詩の展望(群像) 関根弘・詩とはなにか(列島) 浅野晃= 現代の詩(元々社) |
2 |
小熊忠二=愛のあかし(角笛社) |
高村光太郎・アトリエにて(新潮)〜55・5 中村稔・宮沢賢治における家の問題(近代文学) 村野四郎=現代詩読本(河出書房) |
3 | 池崇一=太陽の花(一路書房) 現代詩人会編=年刊現代詩集第1集(宝文館) 高田敏子=雪花石膏(日本未来派) 花田英三=あまだれの音は(ユリイカ) 町田志津子=幽界通信(時間社) 松永浩介=船底修理(鮎沢書店) |
□特集西脇順三郎(詩学) 小野十三郎・短歌的なものをめぐる三つの意見(短歌研究) 関根弘・狼が来た――現代詩の方向について(新日本文学) 山宮允記念論文集編纂委員会編=近代詩の史的展望(河出書房) |
4 | 及川均=夢幻詩集(日本未来派) 永田泰三=郷愁の花束(自由詩社) 松永伍一=青天井(母音社) 北園克衛=真昼のレモン(昭森社) |
□特集近代詩人の研究(明治大正文学研究12) 金子光晴・安東次男= 現代詩入門(青木書店) 高村光太郎編=日本の詩歌(毎日新聞社) |
5 | 秋野さち子=白い風(プレイアド社) 青山鶏一=白の僻地(ユリイカ) 飯沼文=異端のマリア(自家版) 蔵原伸二郎=乾いた道(薔薇科社) 佐川英三=弦楽器(日本未来派) 千早耿一郎=長江(かいえ社) 松川詩集刊行会編=松川詩集(宝文館) 山下千江=印象牧場(長谷川書房) 北原直人=春の合唱(光線社) |
□特集サークル詩の運動と理論(列島) □世界の平和詩(列島) 大岡信・戦後詩人論(詩学) 高村光太郎・私の青銅時代(改造) 谷川雁・原点が存在する(母音) 関根弘=現代詩の作法(春秋社) J・コクトー=わが生涯と詩(片岡美智訳、ダヴィッド社) |
6 |
天野忠=重たい手(第一芸文社) |
□現代詩の課題(新日本文学) |
7 | 荒地同人編=詩と詩論第二集(荒地出版社) 河合俊郎=岬の星(未来社) 金大中=囚われの街(ユリイカ) 佐藤總右=死の行方(げろの会) 竹村晃太郎=新雨月物語(長谷川書房) 藤原定=距離(ユリイカ) 牧羊子=コルシカの薔薇(創元社) 三越左千夫=夜の鶴(薔薇科社) 三野混沌=阿武隈の雲(昭森社) 鷲巣繁男=蛮族の眼の下に(さろるん書房) エリュアール=万人のための詩(安東次男訳、青木書店) |
□特集日本プロレタリア詩の歩んだ道(列島) □現代詩二十人集(別冊文藝春秋) 鮎川信夫・われわれの心にとって詩とは何であるか(詩と詩論) 伊藤信吉・現代詩の到達点(現代詩) 北川冬彦他=新しい世代の詩(宝文館) 高安国世=リルケ(筑摩書房) 田中克己=李太白(元々社) |
8 | 野田宇太郎=黄昏に(長谷川書房) 松村仁=砂の季節の歌(自家版) 大島栄三郎=死の影(鬼の会)〔秋田〕 近代フランス詩集(斎藤磯雄訳、新潮社) |
鮎川信夫・詩人の社会的責任ということ(詩学) |
9 |
梅本育子=幻を持てる人(現代詩研究所) |
□詩集現代詩人論(列島)〔金子・竹内・小野・北川・西脇・中野〕 |
10 | 現代詩人会編=死の灰詩集(宝文館) 国鉄詩人連盟他編=鉄路のうたごえ(三一書房) 島崎曙海=落日(蘇鉄社) 生野幸吉=飢火(河出書房) 永瀬清子=山上の死者(日本未来派) 槇皓志=いきもの抄(ユリイカ) 平林敏彦=種子と破片(薔薇科社) 飯沼文=異端のマリア(公文社) 上原和光=受容者(昭森社) 日本女詩人会編=星宴(和光社) |
□特集サークルの詩と詩人のために(現代詩) 川路柳虹・詩と歴史(詩学) 北川冬彦・杜甫とミショオの詩的表現(詩学) 芳賀檀・日本浪曼派再建(新潮)〜12 深瀬基寛=エリオット(筑摩書房) 吉田精一=藤村名詩鑑賞(河出書房) |
11 | 大江満雄=海峡(昭森社) 木原孝一=星の肖像(昭森社) 龍野咲人=キリエのために(薔薇科社) 谷川雁=大地の商人(母音社) 中島可一郎=子供の恐怖(ユリイカ) 山本太郎=歩行者の祈りの唄(ユリイカ) |
□現代詩の動向と民主的詩運動の現状(現代詩) □現代詩とは何か(解釈と鑑賞) 木下常太郎・村野四郎= 現代の詩論(宝文館) 田中清光=立原道造(ユリイカ) 壺井繁治=現代詩案内(和光社) 山本捨造=日本近代詩研究(三和書房) 吉川幸次郎=杜甫ノート(新潮社) T・S・エリオット=詩と批評(鮎川信夫訳、荒地出版社) |
12 | アルビレオ詩集(ユリイカ) 飯豊道男=詩集(薔薇科社) 磯村英樹=石の怒り(駱駝詩社) 国分一太郎編=教師の詩集(牧書店) 進一男=危機の時代(車輪同人社) 西一知=水の装い(三角旗社) リルケ=葡萄の年(富士川英郎訳、新潮社) |
大岡信・詩の条件(詩学) 北川冬彦=現代詩(角川書店)全3巻、〜57・3 日本文学協会編=日本の詩歌(東京大学出版会)〔講座第2巻〕 |
1955年(昭和30年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 安藤一郎=愛について(国文社) 大江満雄=機械の呼吸(アジア詩人研究会) 金子光晴=非情(新潮社) 北園克衛=ヴィナスの貝殻(国文社) 串田孫一=旅人の悦び(ユリイカ) 田中規久雄=母の聖歌(詩洋社) 中込純次=映像(昭森社) 西脇順三郎=あんどろめだ(トリトン社) |
□サークルの当面する課題(現代詩) 安藤一郎・伝統と近代性(現代詩) 伊藤信吉・現代詩の主題(現代詩) 吉川幸次郎・陶淵明伝(新潮)〜12 植野修司=ロシヤ古代叙事詩(有信堂) 山本健吉=芭蕉Ⅰ(新潮社) |
2 | 祝算之介=亡霊(ユリイカ) 及川均=焼酎詩集(日本未来派) 大木實=生活詩集(池田書店) 尾崎喜八=花咲ける孤独(三笠書房) 門田育郎=海の怒り(ユリイカ) 阿部保=冬の薔薇(川崎書店新社) |
川路柳虹・現代詩のイマアジュについて(詩学) 藤間生大=民族の詩(東京大学出版会) C・D・ルイス=現代詩論(深瀬基寛訳、創文社) |
3 |
伊東廉=失意の雪(芸術社) |
大岡信・小野十三郎論(現代詩) 小海永二・H・ミショオ論(詩学) 谷川雁・詩における近代主義と農民(詩学) 服部達他・メタフィジックの旗の下に(文學界) C・D・ルイス=詩を読む若き人人のために(深瀬基寛訳、筑摩書房) |
4 | 乾直恵=海岸線(昭森社) 川崎覚太郎=島の章(ユリイカ) 現代詩人会編=年刊現代詩集第2集(宝文館) 神保光太郎=陳述(薔薇科社) 滝口雅子=蒼い馬(ユリイカ) |
秋山清・抒情詩について(現代詩) 鮎川信夫=現代詩作法(牧野書店) 草野心平=運命の人(新潮社)〔小説〕 佐古純一郎=純粋の探求(一古堂) 日本現代詩辞典(北辰堂) |
5 | 岡本潤=橋(国文社) 栗田勇=サボテン(ユリイカ) 小林猛雄=こわれた卵(関東書籍) 佐野文夫=羚羊人の灯(光線書房) 瀬戸哲郎=雪虫(オメガ社) 中村隆子=夏に昏れる(地球社) 佐藤京=山ぶどう(北方詩話会) |
□現代詩戦後十年(詩学臨時増刊) □世界のメーデー詩(現代詩) 中村稔・宮沢賢治論(現代詩) 野間宏・典型について(新日本文学) 小野十三郎=現代詩入門(創元社) 吉田健一=東西文学論(新潮社) |
6 | 安東次男=死者の書(ユリイカ) 入沢康夫=倖せ それとも不倖せ(ユリイカ) 柏木義雄=水脈の涯(木馬の会) 黒田三郎=失はれた墓碑銘(昭森社) 米田栄作=未来にまでうたう歌(ぷれるうど詩話会) 城左門=恩寵(昭森社) 全繊同盟編=綿ぼこの花(同、同盟刊) オーデン詩集(深瀬基寛訳、筑摩書房) |
□高野喜久雄特集(詩学) □現代詩・戦後十年(詩学別冊) 大岡信=現代詩試論(ユリイカ) 関根弘=狼がきた(ユリイカ) 中村稔=宮澤賢治(ユリイカ) 西脇順三郎=梨の女(宝文館) 田中冬二=高原と峠をゆく(中央公論社) 鈴木信太郎=詩人ヴィヨン(岩波書店) |
7 | 小野連司=受付の居ないクラス会(土曜詩学会) 武村志保=白い魚(日本未来派) 鳥見迅彦=けものみち(昭森社)〔H氏賞〕 農民詩集(新評論社) 斎藤光次郎=ダンテのコマ(昭森社) 菅原杜子雄=杜子雄詩集(昭森社) |
□長谷川龍生特集(詩学) □現代詩をどう読むか(文學界) □特集富士山(現代詩) 村野四郎・新世代の詩人たち(群像) 吉本隆明・高村光太郎ノート(現代詩) |
8 | 大石一男=愛の順序(現代詩研究所) 清水高範=秋の昏迷(国文社) 壺田花子=薔薇の弓(昭森社) 浜田知章詩集(山河出版社) 福田陸太郎=欧州風光(国文社) 吉岡実=静物(自家版) 広島の詩編集委員会編=広島の詩(広島中央公民館) Ⅰ・ゴル=馬来乙女の歌へる(堀口大學訳、昭森社) |
□戦後女性詩人特集(詩学) |
9 | 川崎洋=はくちょう(ユリイカ) 小出ふみ子=花詩集(新詩人社) 小島秀一=凍れる音楽(国文社) 杉本長夫=石に寄せて(ユリイカ) 長島三芳=終末記(国文社) 中野鈴子=花も私を知らない(創芸社) 分銅惇作=寂光抄(薔薇科社) 松本亮=運河の部分(西川書店) 港野喜代子=魚のことば(日本未来派) 宮本一宏=燃える皺(詩象社) 村田正夫=黄色い骨の地図(潮流詩派社) |
□特集ヤマコフスキー(現代詩) 小林武雄・神戸詩人事件(詩学) 佐藤喜一・小熊秀雄小考(文学) 現代詩人会編=中学生のための続 現代詩鑑賞(宝文館) 杉本春生=抒情の周辺(ユリイカ) 田中克己=李白(筑摩書房) 室生犀星=女ひと(新潮社) |
10 | 飯島耕一=わが母音(ユリイカ) 内山登美子=燃える時間(日本未来派) 関口篤=アフリカ(砂出版社) 谷川俊太郎=愛について(創元社) 服部嘉香=銹朱の影(昭森社) 臼井喜之介=愛と孤独(白川書院) 京塚譲=白壁(昭森社) 渡辺茂=泥炭地層(楡書房) |
□日本の詩的風土(○座三田文学) □現代詩は変革されたか(現代詩) 鮎川信夫・死の灰論争の背景(詩学) 大岡信=谷川俊太郎小論(文章倶楽部) 安西均=オセンチ記者(学風書院) 春山行夫=詩人の手帖(河出書房) 蒲池歓一=中国現代詩人論(元々社) |
11 | 鮎川信夫詩集(荒地出版社) 安西均=花の店(学風書院) 茨木のり子=対話(不知火社) 大滝清雄=黒い水晶体(日本未来派) 小山正孝=逃げ水(ユリイカ) 関根弘他編=列島詩集(知加書房) 栗林種一=深夜のオルゴール(ユリイカ) 高田敏子=人体聖堂(日本未来派) 牧章造=磔(自家版) |
安東次男=シュルレアリスムと詩の現実的基盤(現代詩) 安東次男=現代詩のイメージ(ユリイカ) 岩城之徳=石川啄木伝(東京書房) J・トムソン=詩とマルキシズム(小笠原豊樹訳、和光社) ルネ・ラルー=フランス詩の歩み(小松清他訳、白水社) |
12 | 遠地輝武=心象詩集(昭森社) 風木雲太郎=長崎詩篇(東峰書房) 金井直=非望(薔薇科社) 金時鐘=地平線(ヂンダレ刊行会) 日本文藝家協会編=日本詩集第1集(三笠書房)〔4集 ’59まで、不定期〕 野口清子=花市場(JAP の会) 吉塚勤治=日本組曲(創美社) 現代フランス詩人集Ⅰ(ユリイカ) |
□谷川雁特集(詩学) □海外詩特集(日本未来派) 江口榛一・日本短詩型文学の性格(世界) 黒田三郎・中野重治の詩の限界(現代詩) 尾崎喜八=わが詩の流域(三笠書房) 深瀬基寛編=エリオット研究(英宝社) |
1956年(昭和31年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 鈴木繁雄=路上(創美社) 壺井繁治他編=日本解放詩集 夜あけの時代(青木書店) 仲野醇一=現代の港について(げろの会) 堀滋美=無影燈(SATYAの会) 堀内幸枝=不思議な時計(ユリイカ) 三谷晃一=蝶の記憶(詩の会) 山中散生=黄昏の人(国文社) 吉田慶治=青の標識(零度の会) 大坪孝二=地図(Lá の会) |
恩田逸夫・宮澤賢治における「修羅」(四次元) 高安国世=抒情と現実(第二書房) 高杉一郎=盲目の詩人エロシェンコ(新潮社) |
2 | 梅本育子=火の匂(国文社) 国鉄詩人連盟他編=国鉄詩集(同連盟刊) 谷口謙=死(ユリイカ) 堀場清子=狐の眸(昭森社) 木村一男=月ピッコロ(自家版) 谷口良則=OH WORLD MY MOTHER(土曜詩学社) プレヴェール詩集(小笠原豊樹訳、ユリイカ) |
□金子光晴特集(詩学) □北村透谷特集(文学) 小野十三郎=詩と創造(理論社) 関根弘・再説・狼がきた(文學界) 蔵原伸二郎=東洋の詩魂(東京ライフ社) 壺井繁治=現代詩の精神(葦出版) 深瀬基寛編=英国の詩論(山田書店) 深瀬基寛= 西洋の詩を読む人に(東京創元社) |
3 | 岡田兆功=ドレミファ練習(ONLY ONE詩人グループ) 君本昌久=贋の破片(ONLY ONE 詩人グループ) 汐見純一郎=寓話(現代社) 田村隆一=四千の日と夜(創元社) 宮沢章二=あんぷくの臍(紅天社) |
□特集戦争責任の問題(現代詩) □『詩学』の功罪(詩学百号記念号) |
4 |
岩田宏=独裁(ユリイカ) 及川均=海の花火(国文社) |
□草野心平特集(詩学) 臼井吉見・高村光太郎論(読売新聞) |
5 | 秋原秀夫=海との対話(スコルピオン社) 五百旗頭欣一=郷里(光線書房) 大野純=あのうたはどこからきこえてくる(地球社) 金子光晴=水勢(創元社) 谷川雁=天山(国文社) 多田智満子=花火(ユリイカ) 山崎栄治=葉と風との世界(昭森社) |
□北川冬彦特集(詩学) 野間宏・狼は消えた(文學界) 山本健吉・詩劇について(新潮) 関良一=近代詩(西東社) 高村光太郎=山の四季(中央公論社) |
6 | 石川逸子=日に三度の誓い(現代詩研究所) 井上康文=天の糸(自由詩社) 海老塚市太郎=女よ、この空の下に(海市発行所) 現代詩人会編=年刊現代詩集第3集(宝文館) 寺門仁=石の額縁(青い花発行所) 粒来哲蔵=虚像(地球社) 福井久子=海辺でみる夢(人文書院) 前登志夫=宇宙駅(昭森社) 青田光子=舞台(近藤書店) 森田勝寿=帰去来(内在の会) 現代フランス詩人集Ⅱ(ユリイカ) |
□村野四郎特集(詩学) □高村光太郎追悼特集(心) 田中千禾夫・詩劇をめぐる問題(東京新聞) 串田孫一=空色の自転車(鱒書房) 高村光太郎=アトリエにて(新潮社) エドマンド・ブランデン= キーツ(菊地亘訳、研究社) 毛沢東= 文芸講話( 尾崎庄太郎訳、青木書店)〔文庫〕 |
7 |
磯村幸子=石女遺文(ユリイカ) 大岡信=記憶と現在(ユリイカ) |
□高橋新吉特集(詩学) |
8 | 緒方昇=天下(日本未来派) 金井直=飢渇(金井節刊)〔H氏賞〕 黒田達也=硝子の宿( ALMÉE の会) 松尾修二=ポエジーの噴水(国文社) 百田宗治編=日本児童詩集成(河出書房) 林直樹=影との対話(かばりあ会) 渡辺ひろし=鳩の扇子(教育評論社) |
□芸術運動の今日的課題(○座現代詩) |
9 |
越智一美=花は地にむいて咲く(ユリイカ) |
□蔵原伸二郎特集(詩学) 呉茂一=ぎりしあの詩人たち(筑摩書房) 西脇順三郎=居酒屋の文学論(南雲堂) 吉本隆明・武井昭夫= 文学者の戦争責任(淡路書房) G・S・フレイザー=イエィツ(増田外世嗣訳、研究社) |
10 | 井上俊夫=野にかかる虹(三一書房)〔H氏賞〕 菊地正=陸橋(昭森社) 壺井繁治=頭の中の兵士(緑書房) 稗田董平=泉の嵐(的場書房) ○立原道造遺稿詩集=日曜日(「ユリイカ」に発表)〔一部復刻、全10篇〕 小田久郎=一〇枚の地図(ユリイカ) 荒木久雄=オフェリア頌(コルボオ詩話会) 長谷川四郎訳詩集=海(飯塚書店) |
□丸山薫特集(詩学) 川路柳虹・近代詩「象徴」と「暗喩」(詩学) 谷川俊太郎・世界へ(ユリイカ) 山本健吉・詩劇に対する条件(新潮) 佐藤正彰=ボードレール(筑摩書房) 西脇順三郎=T・S・エリオット(研究社) ブラバール=詩の心理学(山田直訳、ユリイカ) |
11 | 川上澄生=我が詩篇(龍星閣) 島崎光正=故園(未来社) 鈴木亮吉=時と貝(昭森社) 高橋新吉=胴体(緑地社) 田中克己=悲歌(果樹園発行所) 西脇順三郎=第三の神話(創元社) 藤村壮=骨の挿話(自家版) 山根正男=愛と死の挽歌(新批評社) 松木昭=黒い道標(潮流出版社) E・A・ポオ詩集(阿部保訳、新潮社) |
□深尾須磨子特集(詩学) □中原中也研究(ユリイカ) 吉本隆明・前世代の詩人たち(詩学) 飯塚書店編集部編=講座現代詩全3巻(飯塚書店)〜57・1 木原孝一=一〇〇人の詩人(思潮社) 竹内てるよ・神保光太郎= 詩の本(朝日新聞社) 比較文学会編=近代詩の成立と展開(矢島書房) |
12 |
明日の会編=ぼくたちの未来のために |
□今日の詩的課題・ロシナンテ特集(詩学) |
1957年(昭和32年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 岩本修蔵詩集(新意匠社) 岡崎澄衛=遠望(文学無限社) 伊部幹夫=背後(草人社) 小山正孝=愛しあふ男女(ユリイカ)〔詩画集、駒井哲郎画〕 野田寿子=五月の祭(昭森社) 山岸良三編=コロナ(三井砂川詩話会) 英訳現代日本詩集(研究社) |
伊藤信吉・伝統詩と現代詩の接点(短歌研究) 青木生子=日本抒情試論(弘文堂) 村野四郎=詩人の鶏(酒井書店) |
2 | 会田綱雄=鹹湖(緑書房) 川路柳虹=波(西東社) 定本 蒲原有明全詩集(河出書房) 岸田衿子=らいおん物語(ユリイカ) 木下和郎=斧の花(交叉点詩社) 村松武司=怖しいニンフたち(同成社) R・ガンゾ詩集(平田文也訳、昭森社) |
□安藤一郎特集(詩学) □特集現代詩の展望(文學界) 鮎川信夫・疋田寛吉= 抒情詩のためのノート(ひまわり社) 遠地輝武=現代詩の体験(酒井書店) 深尾須磨子=詩は魔術である(三一書房) |
3 | 井口紀夫=カリプソの島(ユリイカ) 梅村豊=黒いDoor( VOU クラブ) 真田喜七=白檀(昭森社) 嶋岡晨=青春の遺書(国文社) 高野喜久雄=独楽(中村書店) 古川清彦=歩行(日本未来派) 野口昭二、儀間比呂志詩版画集=琉球(ユマニテ書房) アラゴン=断腸詩集(橋本一明訳、新潮社) |
□特集詩劇(ユリイカ) 木島始・戦後詩への一視覚(文学) 河上徹太郎・小説における詩ということ(文藝) 長谷川龍生・対話の表情(ユリイカ) 関根弘=現代詩の作法(春秋社) |
4 | 天野美津子=赤い時間(ブラックパン社) 伊藤尚志編=荒地詩選(荒地出版社) 岡部美民=青いメモワアル(国文社) 嵯峨信之=愛と死の数え唄(詩学社) 日塔聡=鶴の舞(薔薇科社) 三橋すすむ=残酷な愛情(現代詩研究所) サン・ジョン・ペルス=遠征(福田陸太郎訳、昭森社) |
□安西均特集(詩学) 大岡信・試論批判(詩学) 黒田三郎・詩人と言葉(ユリイカ) 中桐雅夫・西脇順三郎の詩について(詩学) 福田陸太郎・西脇順三郎論(三田文学) 今官一=詩人福士幸次郎(彌生書房) |
5 | 各務章=地上(現代社) 佐藤總右=神の指紋(日本未来派) 日塔貞子=私の墓は(薔薇科社) 水上文雄=若い夏(erreクラブ) 三谷晃一=東京急行便(詩の会) 南川周三=蒐集癖の少年(国文社) 宮崎丈二=燃える翼(アポロン社) 館美保子=黒い椅子(黒い椅子発行所) 吉野弘=消息(自家版) 鷲巣繁男=メタモルフォーシス(日本未来派) 白石章子=斜塔(北海道詩人協会) 永田正男=心象詩集(昭森社) |
□田村隆一特集(詩学) □立原道造研究(ユリイカ) 唐木順三=詩と哲学の間(創文社) 西脇順三郎=斜塔の迷信(研究社) |
6 |
大滝清雄=不在の盗人(昭森社) |
□谷川俊太郎特集(詩学) □エレンブルグ詩集(小笠原豊樹訳、ユリイカ) 黒田喜夫・前衛詩人と農民的現実(新日本文学) 長谷川龍生・現代詩の底部(現代詩) |
7 | 伊福部隆彦=嘘と真実(学風書院) 小野連司=橋上舞踏会(土曜詩学社) 手塚久子=光の罠(昭森社) 葉樹えう子=地球と鷗(げろの会) 寺山修司=はだしの恋唄(的場書房) 堀口大學=夕の虹(昭森社) 三井ふたばこ=後半球(小山書店) 室生犀星=哈爾賓詩集(冬至書房) 山村順=奇妙な告白(国文社) |
□木下夕爾特集(詩学) □ボードレール研究(ユリイカ) 現代詩読本(詩学臨時増刊)〔わが代表作36人、詩論3人〕 吉本隆明=高村光太郎(飯塚書店) 清水春雄=ホイットマンの心象研究(篠崎書林) パスカル・ピア= ボードレール(福永武彦訳、人文書院) |
8 | 安東次男詩集(ユリイカ) 黒部節子=白い土地(暦象詩社) 小松郁子=風が吹いている街(緑地社) 小山定吉=紫見宮(昭森社) 坂口富美子=はるかの空でなく(宮沢賢治友の会) 鶴岡善久=薔薇祭(的場書房) 鳥居良禅=石膏の菫(国文社) 水野陽美=人神の石笛(表現社) 盛口襄=光の山稜(フロンティア) 大石紗代=かげろふ(昭森社) 佐々木啓治=純粋とかたち(昭森社) |
□鳥見迅彦特集(詩学) □金子光晴研究(ユリイカ) 金子光晴=詩人(ダヴィッド社) 坂本浩=北村透谷(至文堂) |
9 |
安藤元雄=秋の鎮魂(位置社) |
唐川富夫・危機意識の喪失(近代文学) 粒来哲蔵・真壁仁(詩学) 松永伍一・農民詩はこれでよいか(農民文学) 平輪光三=野口雨情(雄山閣) 松村緑=薄田泣菫(角川書店) |
10 | 大木實=天の川(国文社) 太田浩=停車場(ユリイカ) 片瀬博子=この眠りの果実を(コルボウ詩話会) 斎藤彰吾=榛の木と夜明け( Lá の会) 斎藤庸一=夜の鎖(詩の会) 城侑=畸型論(国文社) 辻節子=銀の舞(的場書房) 土橋治重他編=日本未来派詩集・一九五七年版(近藤書店) 富岡多恵子=返礼(山河出版社)〔H氏賞〕 伊林俊延=貝殻の情熱(国文社) |
□特集詩と美術(ユリイカ) 安藤一郎・三十代詩人への手紙(詩学) 高村智・フランス戦後詩の歩み(詩学) 山本健吉・現代詩への疑問(読売新聞) 黒田三郎=内部と外部の世界(昭森社) 安田章一郎=T・S・エリオット研究(南雲堂) |
11 | 天沢退二郎=道道(舟唄編輯部) 有馬敲=変形(コスモス社) 岩瀬正雄=火の地方(昭森社) 上田静栄=青い翼(国文社) 斎藤広志=半迦思惟(二玄社) 中江俊夫=暗星のうた(的場書房) 堀内幸枝=村のアルバム(的場書房) 牧野芳子=精英樹(国文社) 丸山豊=草刈(昭森社) 八森虎太郎=コタン遠近(日本未来派) |
□特集放送詩劇(ユリイカ) 生松敬三・木下杢太郎試論(文学) 中村稔・現代詩のエッセイスト(詩学) 桜井勝美=現代詩の魅力(東宝書房) 村野四郎=現代詩を求めて(社会思想研究会)〔文庫〕 |
12 |
熊谷一男=十九歳の風が吹く頃(国文社) 伊達温=青春の部屋(光線書房) |
□鮎川信夫特集(詩学) カール・シャピロ・現代詩の動向(平松幹夫訳、群像) |
1958年(昭和33年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 内山登美子=ひとりの夏(国文社) 勝野睦人遺稿詩集(思潮社) 木下夕爾=笛を吹くひと(的場書房) 松下のりお=過程(思潮社) 吉本隆明詩集(ユリイカ) 山前実治=花(文童社) |
□シュルレアリスム研究(ユリイカ) 杉本春生・わが国戦後詩の本質(新日本文学) 室生犀星・わが愛する詩人の伝記(婦人公論)〜12 吉川幸次郎・李白と杜甫(世界) 江頭彦造=現代詩の研究(寧楽書房) |
2 | 安西均=美男(昭森社) 入沢康夫=夏至の火(ユリイカ) 倉地宏光=きみの国(日本未来派) 高良留美子=生徒と鳥(ユリイカ) 土橋治重=STORY(木曜書房) 山田今次=行く手(コスモス社) ラングストン・ヒューズ=ニグロと河(斎藤忠利訳、国文社) |
□ルネ・シャール研究(詩学) □特集現代詩展望(文學界) □特集詩と劇(文学) 小場瀬卓三・詩劇はドラマを復興するか(文学) 窪川鶴次郎=石川啄木(五月書房) |
3 | 井上靖=北国(創元社) 佐藤克郎=神の諧謔(思潮社) 神西清詩集(創元社) 長谷川安衛=光と影(総光社) 水尾比呂志=汎神論(ユリイカ) つちやみつぐ=花と氷河(北大詩話会) |
□W・H・オーデン研究(詩学) 金子光晴・現代詩としての短歌(短歌研究) 伊藤信吉=高村光太郎――その詩と生涯(新潮社) 中村稔=宮澤賢治(五月書房) |
4 | 木暮克彦=城(東京書房) 坂本明子=地に臥す(日本未来派) 中村紀代士=赤いラッパ(飯塚書店) 福井久子=果物とナイフ(くらおぺす社) 松下一郎=黒い涙(木曜書房) 定本 八木重吉詩集(彌生書房) 服部嘉香=星雲の分裂史(昭森社) |
□特集「日本の詩」をどうするか(短歌研究) 桑原武夫・現代詩は面白くない(新潮) 吉本隆明・四季派の本質(文学) 吉田一穂=古代緑地(木曜書房) |
5 | 石川宏=海からの風(新星書房) 内海康也=夜のアンモナイト(黒潮書店) 佐藤沙羅夫=黄色い大人(詩の家) 友田多喜雄=冬の旅前夜(陽雲編集部) 中城操=不在の星(薔薇科社) 西卓=乾いた趣旨(国文社) よしかわつねこ=誕生讃歌(的場書房) 柳沢さつき=石を蹴る(かおすの会) 吉村英夫詩集(風物詩社) |
□萩原朔太郎研究(ユリイカ) 黒田三郎・現代詩は面白くない(詩学) 大岡信・詩人の設計図(ユリイカ) ブルトン、P・エリュアール編=シュルレアリスム辞典(江原順訳、ユリイカ) |
6 | 青田光子=舞台(近藤書店) 磯村英樹=生きものの歌(ユリイカ) 川崎洋=魚と走る時(ユリイカ)〔詩劇〕 河邨文一郎=湖上の薔薇(ユリイカ) 武田慶子=午後(粒の会) 丸木明子=綱渡り(ユリイカ) 山口洋子=にぎやかな森(ユリイカ)〔石原慎太郎画〕 吉田俊郎=再会(時間社) |
□特集現代詩のめざすもの(ユリイカ) □特集東洋詩の理想と現実(現代詩) □特集現代詩の総合探求(國文學) 江原順・シュルレアリスムの詩法と日本語覚え書(文学) 片桐ユズル・現代詩とコトバ(文学) 平井啓之=ランボオからサルトルへ(弘文堂) |
7 |
香川紘子=方舟(書肆オリオン) |
□プレヴェール特集(詩学) □現代詩特集(解釈と鑑賞) □現代詩特集(新日本文学) S・スペンダー・日本の詩人たちに送る言葉(安藤一郎訳、詩学) 鮎川信夫=現代詩作法(荒地出版社) |
8 | 金井直=疑惑(薔薇科社) 兼松鉱一=弱点(サチアの会) 山本格郎=天の乳房(再現社) 友田多喜雄=冬の旅上の後(陽雲編集部) 米田栄作編=詩集広島(季節社) カミングズ詩集=(藤富保男訳、ユリイカ) ルネ・シャール詩集(窪田般弥訳、ユリイカ) |
□現代詩とはなにか(詩学臨時増刊) 鮎川信夫・翻訳詩の問題(詩学) 大岡信・詩人と青春(ユリイカ)〜12 河上徹太郎・日本のアウトサイダー(中央公論)〜59・7 草野心平編=宮沢賢治研究(筑摩書房) |
9 | 福中都生子=灰色の壁に(六月社) 浅野晃=箱船(果樹園社) 安藤一郎=経験(昭森社) 天野忠=単純な生涯(コルボオ詩話会) 大野新=階段(文童社) 境忠一=頌歌(心象社) 笹原常世=町のノオト(国文社) 沢木隆子=迂魚の池(ユリイカ) 鶴岡冬一=残酷な季節(現代社) 藤本路生=生きる日に(潮流詩社) |
□現代詩特集(世代) □職場の詩人から(文學界) □現代女流詩人集(ポエトロア) 安藤一郎・鮎川氏の訳詩批評について(詩学) 安東次男・現代詩の展開(岩波講座日本文学史12) 植村諦=詩とアナキズム(国文社) 能代荘歩=エリオットの詩の問題(北星堂書店) |
10 | 足立巻一=夕刊流星号(六月社) 阿部保=蝶(公論社) 稲垣達哉=鏡の中の声(国文社) 阪本越郎=夜の構図(パピルズ・プレス) 西村宏一=飛驒まで(ユリイカ) 村田正夫=東京の気象(潮流詩派社) 梁田漠=落石地帯(飯塚書店) 矢本貞幹=四季転々(自家版) |
□ランボー研究(ユリイカ) 上田保・エリオットの詩と批評をめぐる問題(詩学) 秋山清・第二芸術論は破り得たか(新日本文学) 大岡昇平・富永太郎の手紙(声) 庄野潤三・詩心・生活(文學界) 室生犀星・鬼のペン(文學界)〜 吉本隆明=高村光太郎(五月書房) |
11 | 茨木のり子=見えない配達夫(飯塚書店) 江原和己=音階(的場書房) 片山敏彦詩集(みすず書房) 定本 草野天平詩集(彌生書房) 長尾和男=空間祭(日本未来派) 安水稔和=鳥(くろおぺす社) 矢野峰人=挽歌(大雅洞) 山本晋二=理加に(種子詩社) 吉岡實=僧侶(ユリイカ)〔H氏賞〕 阿久津光永=非業・牧歌Ⅰ(昭森社) 宮脇礼二=尖った指(総合文化社) 北川多紀=愛(時間社) |
□昭和詩壇史(詩学) □特集セックス(ユリイカ) 中村稔・中原中也と立原道造(短歌研究) 村松剛・P・ヴァレリー研究(批評) 深瀬基寛=現代の詩心(筑摩書房) ハロルド・ラスキー他= エリオットの功罪(大竹勝訳、荒地出版) |
12 | 岡崎澄衛=遠望(文学無限社) 加賀谷春雄=道路予定地(潮流詩派社) 且原純夫=戦いの日々(飯塚書店) 菅原克己=日の底(飯塚書店) 鈴木漠=星と破船(濁流の会) 前衛詩人協会編= 鋭角・黒・ボタンⅠ(同会刊)〔年刊詩集、Ⅲまで〕 永瀬清子=薔薇詩集(的場書房) |
□特集ポリス・パステルナーク詩集(ユリイカ) |
1959年(昭和34年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 相沢道郎=愛する眼の上に(もぐら書房) 礒永秀雄=別れの時(ユリイカ) 遠藤恒吉=糞(飯塚書店) 小田雅彦詩集(小壼天書房) 高島菊子=パセリと埋葬式(的場書房) 前田孝=わたし・そして私たち(国文社) 江原光太=移民の孫たち(新日本文学会) |
□エリオット研究(ユリイカ) □近代詩特集(古典の窓、創刊号、角川書店) 草野心平編=高村光太郎読本(学習研究社) |
2 | 門倉詇=12月の鬼火(思潮社) 北園克衛=煙の直線(国文社) 清岡卓行=氷った焰(ユリイカ) 嶋岡晨=巨人の夢(国文社) 鈴木祐之=遭遇歌とその周辺(ユリイカ) 松井保詩集(鎬畔の会) 大津久哉=碧い雪の物語(昭森社) |
田村隆一・高村光太郎小論(ユリイカ) 村上菊一郎編=三好達治・草野心平(角川書店)〔近代文学鑑賞講座第20巻〕 吉本隆明=芸術的抵抗と挫折(未来社) |
3 | 糸屋鎌吉=首の蔭(自家版) 内山義郎=沙上の人(木曜書房) 清涼信泰=コックの指(六月社) 平井照敏=エヴァの家族(思潮社) 山本道子=壺の中(ユリイカ) 鈴木梅子=をんな(昭森社) 豊崎久=即興詩集・悪徳(昭森社) ゴットフリート・ベン詩集(深田甫訳、ユリイカ) |
□尾崎喜八特集(歴程) □特集現代フランス詩集(ユリイカ) 萩原葉子・父・萩原朔太郎(新潮) 草野心平編=高村光太郎研究(筑摩書房) |
4 | 河邨文一郎=物質の真昼(風書房) 菊地貞三=五時の影(地球社) 許南麒=朝鮮海峡(国文社) 神保光太郎=陳述(薔薇科社) 村木雄一=凹体説(自家版) |
□抒情詩の問題(ユリイカ) □今日の詩的課題(詩学) ブルトン・シュルレアリスム宣言(稲田三吉訳、詩学)〜6 篠田一士・傍役の詩人中原中也(文學界) 草野心平編=光太郎と智恵子(筑摩書房) 中村稔編=中原中也研究(ユリイカ) |
5 | 青木繁詩集(昭森社) 石橋裕=水の指環(荒地出版社) 伊藤正斎=粘土(コスモス社) 井上スミ=何もない(文童社) 中原綾子=灰の詩(彌生書房) 縄田林蔵=天皇と麦踏(ポエム社) 札幌営林局編=母岩のいのち(札幌林友同人) |
□F・G・ロルカ研究(ユリイカ) 清岡卓行・処女詩集(詩学) 鮎川信夫・戦争責任の去就(現代批評)〜7 飯島耕一=悪魔祓いの芸術論(弘文堂) アンドレ・ブルトンと超現実主義(小海永二・花崎皋平訳、昭森社) |
6 | 有馬敲=薄明の壁(ユリイカ) 伊勢田史郎=幻影とともに(創元社) 岩田宏=いやな唄(ユリイカ) 北園克衛=家(昭森社) 佐竹正隆=ビルマ詩集(昼夜社) 佐藤一英=詩の出発(昭森社) 柴垣玲子=蒼ざめた季節(新詩人社) 藤富保男=鍵られた部屋(時間社) 吉野弘=幻・方法(飯塚書店) |
□特集ダダイズム(ユリイカ) 関根弘=青春の文学(三一書房) 伊藤信吉編=高村光太郎・宮沢賢治(角川書店)〔近代文学鑑賞講座第16巻〕 吉本隆明=抒情の論理(未来社) |
7 | 秋山清=象のはなし(コスモス社) 江口榛一=荒野への招待(昭森社) 大河原厳=牛(氾濫社) 金井直=愛と死の小曲(薔薇科社) 熊田精華=彷西小韻(昭森社) 西本昭太郎=冬の座から(粒の会) 谷沢辿=E夫人(昭森社) |
□特集現代詩―詩史と今日の問題点(解釈と鑑賞) □特集マスコミと詩(詩学) 小川和夫=ニュー・クリティシズム(弘文堂) 杉本春生=現代詩の方法(思潮社) 壺井繁治=現代詩の流域(筑摩書房) 宮本一宏=現代詩の位相(国文社) |
8 | 浅尾忠男=記憶の中の女(ユリイカ) 乾直恵=朝の結滞(アポロン社) 北林正=妊婦(思潮社) 國井克彦=ふたつの秋(思潮社) 中村信子=愛と死(蒼樹社) 西脇順三郎=失われた時(キイ・ヴァリイ)〔自家版〕 火野葦平詩集(文苑社) |
□荒地グループの総決算(現代詩手帖) □特集四季の再検討(詩学) 岡崎義恵=日本詩歌の象徴精神・現代篇(宝文館)〔著作集8〕 関根弘=水先案内人の眼(現代思潮社) |
9 |
岡崎清一郎=新世界交響曲(造型出版社) |
□戦後15年現代詩史(現代詩手帖) |
10 | 稲田裕=青春忘却者(国文社) 木村好子=極めて家庭的に(新詩人社) 杉克彦=鉄塔のうた(思潮社) 中江俊夫=拒否(文童社) 佐々木幸子=風ぐるま(土曜詩学社) |
いいだ・もも・原点はどこに存在するか(文学) 金子光晴=日本人について(春秋社) 寺田透=詩的なるもの(現代思潮社) 谷川雁=工作者宣言(中央公論社) 谷川俊太郎=世界へ(弘文堂) |
11 | 片田芳子=天の章(昭森社) 石村通泰=冬相面(ALMÉE の会) 加藤八千代=子供の夕暮(中村書店) 詩集・現代詩研究(同所刊) 諏訪優=YORU を待つ(ユリイカ) 広部英一=木の舟(北荘文庫) 松永伍一=くまそ唄(国文社) 吉村まさとし=にぎる手(詩法社) 村野四郎=亡羊記(無限社) ラングストン・ヒューズ詩集(木島始訳、ユリイカ) |
□今日の詩的課題(詩学) □ロベール・デスノス詩集(清岡卓行訳、ユリイカ) 高見順・詩に関するメモ(文學界) 堀川正美・メタフィジックな詩の現代性(詩学) 小海永二編=ロルカ研究(ユリイカ) 萩原葉子=父・萩原朔太郎(筑摩書房) 横山青娥=日本詩歌の形態学的研究(武蔵野書院) |
12 | 石垣りん=私の前にある鍋とお釜と燃える火と(ユリイカ) 伊藤海彦=夜が生まれるとき(ユリイカ)〔詩劇集〕 大岡信詩集(ユリイカ) 黒田喜夫=不安と遊撃(飯塚書店)〔H氏賞〕 渋沢孝輔=場面(ユリイカ) 志村辰夫=歯車(蒼樹社) 新藤千恵=現存(昭森社) 宗左近=黒眼鏡(ユリイカ) 渡辺真美子=あたしは娼婦(思潮社) |
吉本隆明・詩人論序説(現代詩手帖) 金子光晴=日本の芸術について(春秋社)〔評論集(2)〕 金成まつ・金田一京助訳注= アイヌ叙情詩・ユーカラ集 全30巻・9冊(三省堂)〜梢・梢宗左近=芸術の条件(昭森社) 日本童詩研究会編= キリンの本(理論社)〔3冊〕 |
1960年(昭和35年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
岩下俊作詩集(小壼天書房) |
□ビート・ジェネレーション(現代詩手帖) |
2 | 荒谷肇=青年(圏詩社) 熊平武二詩集(昭森社) 小林哲夫=始祖たちの森(ユリイカ) 原田患雄=無花果の骨に(方向社) 山形幹雄=清潔な時間(昭森社) 山村祐=大礼服(昭森社) 山本道子=みどり色の羊たちと一人(ユリイカ) |
□’ 60・現代詩を探ぐる(詩学) |
3 |
朝倉勇=掟(ユリイカ) 笹澤美明=冬の炎(昭森社) |
□現代詩の曲り角――特集現代詩の方向(詩学) 秋山清・あるアナキズムの系譜(ユリイカ)〜4 |
4 |
秋元潔=ひとりの少女のための物語(薔薇科社) |
□現代詩の曲り角――特集社会派の方向(詩学) |
5 |
五百旗頭欣一=風物詩集(風物詩社) |
□現代詩の曲り角――特集芸術派(詩学) |
6 |
越智一美=不倫(昭森社) 牟礼慶子=来歴(世代社) |
□特集日本におけるシュルレアリスム(ユリイカ) |
7 |
上田令人=受胎(氾濫社) |
□特集近代詩人の誕生(國文學) |
8 |
嶋岡晨=偶像(ユリイカ) |
□特集ビート・ジェネレーション(ユリイカ) |
9 |
伊藤和詩集(国文社) |
□戦後詩人の技法(現代詩手帖) |
10 |
浅野晃=火焰歌(果樹園社) |
□「歴程」と日本未来派(現代詩手帖) |
11 |
泉沢浩志=額縁(光線書房) |
□現代詩七人論集(詩学) |
12 |
浅野明信=追憶の烙印(明暗同人会) |
□特集戦争の前夜(ユリイカ) |
1961年(昭和36年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
高垣憲正=物(時間社) |
□特集モダン・ジャズと現代詩(ユリイカ) 大岡昇平・「蒼き狼」は叙事詩か(読売新聞、24日) 鶴岡冬一=不安の克服(小壺天出版) |
2 |
秋吉久紀夫=南方ふぐの歌(飯塚書店) |
小海永二・人間・疎外・詩(ユリイカ) |
3 | 天沢退二郎=朝の河(国文社) 伊藤周子=来訪者(原形質の会) 滝勝子=最後の女( ALMÉE の会) 滝井敏行=夏の暦(思潮社) 山本太郎=単独者の愛の唄(思潮社) 松本一哉=サーカスの女王(自家版) |
□詩の危機・詩人の条件(現代詩手帖) |
4 |
木村嘉長=針金の精神史(日本未来派) 小松郁子=小さな部屋(飯塚書店) |
森川達也・現代詩の普遍性(無限) 飯島耕一=シュルレアリスム詩論(思潮社) |
5 | 亜騎保=動物の舌(岡本書店) 高野喜久雄=存在(思潮社) 田村昌由=武蔵国分寺(日本未来派) 鶴岡善久=手のなかの眼(季節社) 鳥居良禅=野分(国文社) |
吉本隆明・室生犀星(群像) |
6 | 荒川法勝=生物祭(自然社) 大貫喜也=愛と化身(光線書房) 國井克彦=灰いろの空 つめたい雨(思潮社) 佐藤文夫=昨日と今日のブルース(思潮社) 杉克彦=銀杏挽歌(思潮社) 藤井利平=地下鉄(蜘蛛出版社) 藤富保男=正確な曖昧(時間社) 水野隆=室内楽(不動工房) 村井和子=朝ひらく花(塔影詩社) 田中孝=雪は降らねばならない(昭森社) |
□現代評論の問題点(現代詩手帖) |
7 |
安西均=葉の櫻(昭森社) 静岡県詩人会編=静岡県詩集第一集(同会刊) |
金子光晴・木石問答(中央公論) |
8 |
相沢啓三=狂気の処女の歌(昭森社) |
□戦後詩人論(現代詩手帖) |
9 |
長田晃=遠い海・果しない列車(現代詩研究所) |
□新しい展開期・一九六〇年代の詩人たち(現代詩手帖) |
10 | 天野忠=クラスト氏のいんきな唄(文童社) 入沢康夫=古い土地(梁山伯) 遠地輝武詩集(新日本詩人社) 犬童進一詩集(俳句研究会) 斎藤庸一=雪のはての火(昭森社) 高村文江=私はここにいる(木犀書房) 中平耀=吊るされた鳥(思潮社) 福島和男=南方庭園(思潮社) |
□主題と表現(現代詩手帖臨時増刊) |
11 |
近藤東=軍艦(横浜詩人会) |
菅原克己・労働者詩人の現実と表現(新日本文学) |
12 |
井手文雄=樹海(横浜詩人会) |
大岡信・戦争下の青年詩人たち(文学) |
1962年(昭和37年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
阿久津哲明=海を見に(詩の会) |
□現代文学における現代詩の位置(現代詩手帖) 梶木剛・前衛とはなにか(試行) 北川透・現代詩状況批判(あんかるわ)〜8 清岡卓行・詩における生という言葉と死という言葉(新日本文学) 伊藤信吉=鑑賞現代詩Ⅱ(筑摩書房) 岡地嶺=ワーヅワース・ルーシー詩篇鑑賞と研究(開文社) |
2 |
猪野睦=沈黙の骨(蘇鉄社) |
藤原定=日本近代詩 ⅠⅡ(彌生書房) |
3 | 柏木よしお=壁画(昭森社) 柴岡利夫=近景の椅子(横浜詩人会) 滝来敏行=夏の暦(思潮社) 錦米次郎=百姓の死(榛の木社) 定本 三好達治全詩集(筑摩書房)〔読売文学賞〕 室生犀星全詩集(筑摩書房)〔自選〕 ビート詩集(片桐ユズル訳編、国文社) |
大岡信・西脇順三郎論(詩学) |
4 | かわばたようこ=わすれなぐさ(自家版) 河野仁昭=猫背の嗤い(文童社) 坂口富美子=小さな真珠を(賢治研究会) 高村光太郎詩集・猛獣篇(歴程社)〔草野心平制作、ガリ版〕 |
□谷川俊太郎の世界(現代詩手帖) □特集詩学の再建(現代詩) 佐藤隆房= 高村光太郎山居七年(筑摩書房) 高村豊周=光太郎回想(有信堂) 三好達治他=近代詩(角川書店)〔近代文学鑑賞講座第23巻〕 |
5 |
相沢啓三=北方(昭森社) |
□吉本隆明の詩と真実(現代詩手帖) |
6 | 岡崎純=重箱(北荘文庫) 小野十三郎=とほうもないねがい(思潮社) 現代詩手帖編=年鑑現代詩集’ 62(思潮社) 野口正義=獅子(潮流出版社) 藤本路生=あなたへの手紙(潮流出版社) 堀場清子=空(冬至書房) 矢野克子=ひめゆりの島(中央公論事業出版) |
□アンリ・ミショオの芸術(現代詩手帖) |
7 | 入沢康夫=ランゲルハンス氏の島(自家版) 岩田宏=頭脳の戦争(思潮社) 梅本嘉人=がらんとした空(思潮社) 大槻鉄男=爪長かうもり(昭森社) 金子光晴=屁のやうな歌(思潮社) 川口澄子=新しい死(あもるふ) 佐藤憲=鳶色のペンテル(詩学社) 滝田夏樹=われらの見たもの(思潮社) 田中喜四郎=苦悶の花(国文社) 西森茂=空の椅子(蘇鉄社) 村田正夫=戦争の午後(思潮社) 八木忠栄=きんにくの唄(思潮社) |
飯島耕一・わが詩の擁護(文藝) |
8 |
太田浩=夏の画集(花出版社) |
□金子光晴の詩と人間(現代詩手帖) |
9 |
秋谷豊=登攀(国文社) |
□西脇順三郎の美学(現代詩手帖) |
10 | 磯村英樹=アザラシ祭(ヌーボ社) 江川英親=交感反応( ALMÉE の会) 小島俊明=薔薇の体験(思潮社) タマキ・ケンジ=殻(飯塚書店) 山田今次=手帖(横浜詩人会) 岩瀬正雄=石の花(昭森社) 谺雄二=鬼の顔(昭森社) |
□小野十三郎の詩と詩論・世界の左翼詩(現代詩手帖) □イヴ・ボンヌフォア特集(詩学) 高橋喜久晴= 現代詩とその周辺(明文堂書店) 室生朝子=晩年の父・犀星(講談社) |
11 |
安藤一郎=遠い旅(思潮社) |
□近代詩の風土(國文學) 松本利昭=こどもの欲望を掘りおこそう(少年写真新聞社)〔児童詩論〕 |
12 |
渥美育子=九番目の電子(現代詩の会) |
□特集杜甫(文学) |
1963年(昭和38年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 有馬敲=新編わらべうた(自家版) 安藤一郎=ひらいた掌(昭森社) 後藤一夫=終章(思潮社) 杉浦盛雄=白い耕地(思潮社) 高見順=わが埋葬(思潮社) 深田甫=沼での仮象(思潮社) 吉本隆明詩集(思潮社) 山前実治=岩(文童社) 中島登=グラヴェール(国文社) 山本文夫=北緯三十八度(時間社) |
谷川徹三・われはこれ塔たつるもの(世界) 稲田三吉= シュールレアリスム(現代思潮社) 片桐ユズル=詩のことばと日常のことば(思潮社) 村松剛=文学と詩精神(南北社) |
2 |
会田千衣子=鳥の町(東山書房) |
□T・S・エリオット特集(現代詩手帖) |
3 | 赤石信久=犀の野郎(日本未来派) 鮎川信夫=橋上の人(思潮社) 大橋住江=櫂(詩旗社) 岡田隆彦=われらのちから19(思潮社) 兼松鉱一=風( SATYA の会) 斎藤庸一=ゲンの馬鹿(昭森社) 白石かずこ=もうそれ以上おそくやってきてはいけない(思潮社) 西脇順三郎全詩集(筑摩書房) 東淵修=陸続きの孤島(地帯社) 星野元一=のっそりと象が歩く(オニオン書房) 盛合要道=赤い魚(ねの会) |
□村野四郎の詩と詩論(現代詩手帖) 高橋義孝・井上靖の詩集(風景) 壺井繁治・たたかいの歌(文化評論) 原崎孝・詩における地方性とは何か(詩学) 歴程1963(歴程社)〔詩と詩論〕 A・C・ダウナー=キーツのオード研究(岡地嶺訳、文修堂) |
4 | 秋村宏=実用的研究(飯塚書店) 飯島耕一=何処へ(思潮社) 木島始=沼の妖鳥たち(昭森社)〔山下菊二画〕 西岡光秋=魚の記憶(日本未来派) 野沢暎=海の発作(国文社) 吉沢早春=クラリネット(昭森社) |
□プロレタリア詩の再検討(詩学) 大岡信・割れない卵(文学) 篠田一士・現代文学における詩の位置(文学) 清岡卓行・詩への信頼(文學界) 中村稔・「雨ニモマケズ」再論(文藝) 吉本隆明= 抒情の論理(未来社) |
5 |
相沢啓三=声の森・氷の肋(昭森社) 米谷祐司=甘い文明(北海道詩人協会) |
□具象詩と抽象詩の問題(詩学) ハイデッガー・言葉(清水康雄訳 現代詩手帖)〜7 三好達治=萩原朔太郎(筑摩書房) 松井好夫=萩原朔太郎(金鋼社) |
6 | 君本昌久=分別ざかり(昭森社) 関根弘=約束したひと(思潮社) 藤田治=ブルー&センチメンタル(新芸術社) ませよしはる=沈黙の証 抵抗の掟(鈍行の会) 福井久子=街の中(たうろす) |
□宮澤賢治の再検討(現代詩手帖) □現代詩・地方性(詩学) □金子光晴特集(本の手帖) 大岡信=芸術と伝統(晶文社) 窪田般弥=日本の象徴詩人(紀伊國屋書店)〔新書〕 寺田透=表現の思想(現代思想社) |
7 | 阿久根靖夫=飢えた狼(自家版) 有馬敲=贋金つくり(思潮社) 鈴木志郎康=新生都市(新芸術社) 鈴木繁雄=鳥の証人(光線書房) 高橋英夫=夢を売る男(地殻社) 広部英一=鷺(北荘文庫) 三好豊一郎=小さな証し(思潮社) 清水祐子=湖(自家版) |
□想像力の状況(現代詩手帖) □H氏賞特集(詩学)〔’99まで〕 壺井繁治・青春と革命――槇村浩(文化評論) 小海永二・戦後日本の詩運動――「荒地」の場合(日本文学) 宗左近=反時代的芸術論(七曜社) |
8 |
菅野規矩雄=六月のオブセッション(新芸術社) |
□特集荒地(詩学) |
9 |
天沢退二郎=夜中から朝まで(新芸術社) |
□萩原朔太郎(現代詩手帖) 伊藤信吉・低音部からの発声(文藝) |
10 | 岩本修蔵=マホルカ(総合アイディアセンター) 長田恒雄=東京(現代詩研究所) 押切順三=大監獄(秋田文化出版社) 角田清文=衣裳(思潮社) 宮川明子=不確な朝(新芸術社) みえのふみあき=少女キキ(思潮社) |
□特集現代詩(文學界) 日本のアバンギャルド―瀧口修造(新日本文学)〔インタヴュー〕 日本文学協会編=日本の詩歌(東大出版会)〔日本文学講座⑵〕 外山卯三郎編=ヨネ・ノグチ研究(造形美術協会出版局) |
11 |
遠藤修平=夜の触角(宇宙時代社出版部) |
中村稔=定本 宮澤賢治(七曜社) |
12 | 石原吉郎=サンチョ・パンサの帰郷(思潮社)〔H氏賞〕 岡田隆彦=史乃命(新芸術社) 笹原常与=井戸(思潮社) 条冬樹=巨人伝説(思潮社) 滝口雅子=窓ひらく(昭森社) 中江俊夫=20の詩と鎮魂歌(思潮社) 矢崎義人=器(思潮社) 御沢昌弘=カバラ氏の首と愛と(詩学社) |
伊藤信吉・詩的デカダンについて(文学) 竹内泰弘・「わが塔はそこに立つ」 論――野間宏における詩と小説(文学) 飯島耕一=日本のシュルレアリスム(思潮社) 服部嘉香=口語詩小史(昭森社) |
1964年(昭和39年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 井上光晴詩集(一橋大学新聞部) 喜谷繁暉=象の村(童詩社) 渋谷定輔=定本 野良に叫ぶ(平凡社) 草野心平=第四の蛙(無限編集部) 高野喜久雄=闇を闇として(思潮社) 津坂治男=追う(三重詩話会) 吉増剛造=出発(新芸術社) |
□特集詩への課題(現代詩手帖) 金子光晴・文学的断想(現代の眼)〜64・6 小海永二・朔太郎の詩と詩論(日本文学) |
2 |
会田綱雄=狂言(思潮社) |
北川透・谷川雁論(現代詩手帖) 諏訪優・G・スナイダー論(詩学) 足立巻一=詩のアルバム(理論社) 栗田勇=伝統の逆説(七曜社) 伊藤信吉=逆流の中の歌(七曜社) 蒲生和一=ペルシャの詩人(紀伊國屋書店) 松林尚志=古典正統(星書房) 宮本一宏=九州の近代詩人(国文社) |
3 |
金沢星子=ありか(宇宙時代出版部) 菱山修三=幼年時代(牧羊社) |
□ルネ・シャール特集(詩学) 木原孝一・戦争で死んだ詩人たち(図書新聞) |
4 | 安西均=夜の驟雨(思潮社) 柏木勇一=数秒間の自叙伝(銀河社) 薩摩忠=海の誘惑(木犀書房) 佐藤三夫=オルフェウスの鏡(新批評社) 杉克彦=水勢のなかで(思潮社) 石田和男=実存の序(自家版) |
桶谷秀昭・伊東静雄論(文学) 谷川徹三・宮沢賢治の世界(朝日新聞、26日) 中江俊夫・詩作品の意識構造(現代詩手帖) 唐木順三=無用者の系譜(筑摩書房) |
5 | 青野三男=多摩川(川崎詩人会) 麻生久=濁流(九州光文社) 糸屋鎌吉=パラダイス(青衣社) 岩田宏=グアンタナモ(思潮社) 田中冬二=牡丹の寺(青園荘) 香川紘子=魂の手まり唄(思潮社) 鈴木正和=海(龍詩社) 吉原幸子=幼年連禱(歴程社) |
□荒地特集(現代詩手帖) 乾武俊・「地方性」ということ(詩学) 篠田一士・近代詩の終焉(毎日新聞、24日) 中村光夫・言葉の芸術(群像)〜66・12 鮎川信夫詩論集(思潮社) |
6 |
磯永充能(秀雄)=降る雪の歌(扇の会) |
□特集三好達治(現代詩手帖) |
7 | 青い窓の会編=青い窓(柴田書店) 生路洋子=風(思潮社) 片桐ユズル=専問家は保守的だ(思潮社) 河野仁昭=回帰(文童社) 黒田三郎=もっと高く(思潮社) 中正敏=雪虫(思潮社) 堀川正美=太平洋(思潮社) |
□特集詩と実存(現代詩手帖) □セオドー・レトキ特集(詩学) 清岡卓行・詩における沈黙(文学) 篠田一士・現代詩の展望(毎日) |
8 | 石井藤雄=麦のうた(思潮社) 金谷剛二=電車と夕日(駱駝詩社) 木原孝一編=アンソロジー 抒情詩(飯塚書店) 近藤東=婦人帽子の下の水蜜桃(昭森社) 野間宏=歴史の蜘蛛(思潮社) 南信雄=蟹(思潮社) H・ミショー=試練・悪魔祓い(小島俊明訳、思潮社) |
□特集アンリ・ミショー(詩学) |
9 |
各務章=水晶の季節(福岡詩人協会) 八木忠栄=目覚めの島(グループぎやあ) |
□フランシス・ポンジュ特集(詩学) |
10 | 岡田恵美子=レスポスの馬(龍詩社) 嶋岡晨=永久運動(思潮社) 高見順=死の淵より(講談社) 辻井喬=宛名のない手紙(紀伊國屋書店) 粒来哲蔵=刑(歴程社) 藤富保男=魔法の家(芸術研究会) 槇村浩=間島パルチザンの歌(新日本出版社)J・グラック=大いなる自由(天沢退二郎訳、思潮社) 光城健悦=ふみ子の歌(自家版) |
□特集表現主義(現代詩手帖) □戦後詩の展望(現代詩手帖臨時増刊) □ロベル・ガンゾ特集(詩学) 河盛好蔵・詩の危機(文學界) 三木卓・「現代詩の会」総会(新日本文学) 草野心平編=高村光太郎の人と作品(学習研究社) 松永伍一=望郷の詩(大和書房) |
11 | 井奥行彦詩集(詩学社) 燕石猷=光塵(新樹社) 清水高範=記憶(国文社) 富岡多恵子=女友達(思潮社) 長谷康雄=母系家族(思潮社) 平光善久=化石になる(不動工房) 宮田恭子=いま吹いてこようとする風の中にも(黄薔薇社) 安水稔和=花祭(蜘蛛出版社) |
□黒人世界の詩篇(詩学) 秋吉久紀夫・現代中国詩の方向(詩学) 伊藤信吉・〝近代詩研究〞に警告する(東京新聞)〔梢上30日・梢下12・1〕 大岡信・大正詩序説(文学) 服部伸六・黒いオルフェたち(詩学) |
12 |
朝倉勇=わが街(歴程社) 中桐雅夫詩集(思潮社) |
太田静一・中原中也詩試論(文学) 関良一=日本近代詩講義(学燈社) |
1965年(昭和40年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 茨木のり子=鎮魂歌(思潮社) 鵜沢覚=ガラスの生理(思潮社) 武田隆子=重粘土地帯(自家版) 村田正夫=ポンプノチカラデスイスイアガレ(潮流出版社) 松本建彦=性(時間社) 谷川俊太郎詩集(思潮社) 福島三津子=熱い雨(時間社) 20世紀アメリカの詩(片桐ユズル訳、 米国大使館文化交換局出版部) |
寺田透・詩のありか(現代詩手帖)〜65・11 長田弘=抒情の変革(晶文社) 河上徹太郎=アポリネールの恋文(垂水書房) G・バシュラール=ロートレアモンの世界(平井照敏訳、思潮社) |
2 | 秋山泰代=笑劇(童詩社) 磯村幸子=蜃気楼(ブラックパン社) 斎藤庸一=父の海(昭森社) 瀧口修造=星は人の指ほどの(自家版)〔野中ユリ画〕 林富士馬=夕映え(自家版) 三沢浩二=オートレースあるいは禅(童詩社) 蔵原伸二郎=定本 岩魚(陽炎発行所) ランボオ全作品集(粟津則雄訳、思潮社) |
秋山駿・中原中也(文学者) 関根弘、松本俊夫・芸術運動とはなにか(新日本文学) 平野謙・「死の淵より」の性格 村野四郎・現代詩の課題(朝日新聞) 大岡信=眼・ことば・ヨーロッパ(美術出版社) 里見安吉=ダンテ神曲解説(山本書店) |
3 |
会田千衣子=背景のために(思潮社) |
篠田一士・現代詩大観(文學界) 水尾比呂志・美の終焉(現代詩手帖) ベルトルト・ブレヒト・不規則なリズムをもった韻をふまない抒情詩について(北見透訳、新日本文学) 松村緑=蒲原有明論考(明治書院) |
4 | 井元霧彦=フールツ監獄(裸足グループ) 上杉浩子=おいらん草(あいなめ会) 上本正夫=葡萄海岸(橡社) 川路柳虹=石(思潮社) 阪田寛夫=わたしの動物園(牧羊社) 土井大助=十年たったら(飯塚書店) 長尾和男=叙事詩 泥(SATTA の会) |
□これが「凶区」だ(詩学) 磯田光一・伊東静雄論(批評) 大岡信・昭和詩の問題(文学)〜66・2 小海永二編著=日本の名詩(大和書房) 竹内好・武田泰淳=毛沢東その詩と人生(文藝春秋新社) |
5 | 加藤郁乎=終末領(思潮社) 金子光晴=IL(勁草書房) 菊地貞三=朝帰りの歌(現代詩工房) 佐藤沙羅夫=化身(詩の家) 猿田長春=猿飛佐助(思潮社) 清水つね子=蘭陵王(龍詩社) 神保光太郎全詩集(審美社) 辻五郎=しわがれる歌(駱駝詩社) 永井善次郎=太鼓(銀河社) |
平井照敏・イヴ・ボンヌフォア研究(詩学)〜65・10 小高根二郎=詩人、その生涯と運命(新潮社) 田中清光=立原道造の生涯と作品(麦書房) 吉本隆明=言語にとって美とはなにかⅠ(勁草書房)Ⅱ、10月〕 |
6 | 五百旗頭欣一=信濃追分(詩季社) 大木惇夫=失意の虹(南北社) 高橋睦郎=眠りと犯しと落下と(草月アートセンター) 長尾登=巡礼(現代詩工房) 野長瀬正夫=日本叙情(南北社) 前田孝一=いし(時間社) 宮城賢=亡郷歌(自家版) |
□反リアリズムの詩(詩学) 草野心平=わが青春の記(オリオン社) |
7 | 秋山基夫=旅のオーオー(思潮社) 窪田般弥=詩篇二十九(思潮社) 新川和江=ローマの秋 その他(思潮社) 那珂太郎=音楽(思潮社)〔読売文学賞〕 中村千尾=日付のない日記(思潮社) 平木二六=鳥葬(思潮社) 広井三郎=人間(潮流出版社) 松村由宇一=舞い男(麦書房) 並木明日雄=花蝶譜(松雪詩社) 福永武彦訳詩集=象牙集(垂水書房) |
長谷川四郎・ブレヒトの「セチュアンの善人」をめぐって(新日本文学) 安東次男=現代詩の展開(思潮社) 片桐ユズル=意味論入門(思潮社) 高橋新吉=ダガバジジンギヂ物語(思潮社) |
8 | 伊藤章雄=感受性に泣く(思潮社) 金丸桝一=日の歌(思潮社) 竹内弘子=花輪(蒼茫書房) 本多利通=形象と沈黙(思潮社) |
江藤淳・伊東静雄の詩業について(現代詩手帖) |
9 |
鮎川信夫全詩集(荒地出版社) 唐川富夫=荒れる夜の海の方へ(地球社) |
□近代詩より現代詩へ(國文學) 金子光晴=絶望の精神史(光文社) |
10 | 入沢康夫=季節についての試論(錬金社)〔H氏賞〕 黒田三郎=時代の囚人(昭森社) 佃学=精神劇(自家版) 中江俊夫=沈黙する星のうえで(宇宙時代社) 林光則=朱泥(白川書院) 福田万里子=風声(思潮社) 牧章造=蛇の手帖(黄土社) 山村信男=重い母(文童社) 吉行理恵=幻影(河出書房新社) |
粟津則雄・金子光晴(現代詩手帖) 三浦清宏・現代詩の知的構造―ニュークリティシズムの示すもの(20世紀文学) 安東次男= 芭蕉(筑摩書房) 寺田透= 近代日本のことばと詩(思潮社) M・レイモン=ボードレールより シュールレアリスムまで(平井照敏訳、昭森社) |
11 |
内山登美子=アランの鼻は冷たい(思潮社) よしかわつねこ=ばらと海(詩学社) |
鮎川信夫=戦中手記(思潮社) 岡本潤=罰当りは生きている(未来社) 北川太一=高村光太郎(明治書院) 小海永二=現代の詩(三一書房) 小久保実=堀辰雄論(麦書房) 外山卯三郎編=詩人ヨネ・ノグチ研究Ⅱ(造型美術協会出版部) 寺山修司=戦後詩(紀伊國屋書店) |
12 | 磯村英樹=ゆきずりの愛(昭森社) 風間光作=奥戸の馬鹿(新生社) 香山雅代=楕の埋葬(ブラックパン社) 白石かずこ=今晩は荒模様(思潮社) 杉山市五郎=官能の十字架(自家版) 牟礼慶子=魂の領分(思潮社) 中村真也=お日さま仲間(昭森社) |
黒田喜夫・詩〜解体は私たちの出発(日本読書新聞) 安西均=私の古代詩史ノート(思潮社) 大岡信=超現実と抒情(晶文社) 菊地康雄=青い階段をのぼる詩人たち(青銅社) 西本秋夫=北原白秋研究(新生社) |
1966年(昭和41年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 遠藤恒吉=死体安置室付近(榜葛剌屋) 尾崎喜八=田舎のモーツアルト(創文社) 風木雲太郎=ビードロの歌(風社) 君本昌久=非歌(蜘蛛出版社) 小池玲子=赤い木馬(黄土社) 嵯峨信之=魂の中の死(詩学社) 生野幸吉詩集(思潮社) 高村光太郎全詩集(新潮社) 定本 逸見猶吉詩集(思潮社) |
□詩十人集(新日本文学 創立20周年記念号⑴) □近代詩と現代詩(解釈と鑑賞) □日本浪曼派研究1(審美社) 大岡昇平・在りし日の歌(新潮) 寺山修司=みんなを怒らせろ(新書館) M・ナドー=シュルレアリスムの歴史(稲田三吉他訳、思潮社) |
2 | 岡崎純=藁(北荘文庫) 高ゆき子=秋のエピローグ(詩社エリア) 佐藤房儀=無くなった今(桑水社) 高橋喜久晴=やさしい忠告(江崎書店) 田島信夫=御蔵島(昭森社) 野田宇太郎全詩集 夜の蜩(審美社) |
□詩はほろびたか(現代詩手帖) □詩六人集(新日本文学 創立20周年記念号⑵) 北川透=詩と思想の自立(思潮社) 吉本隆明=高村光太郎決定版(春秋社) |
3 |
赤松徳治=怒り遠くまで(輪の会) 菅原克己=陽の扉(東京出版センター) |
□韓国現代詩特集(詩学)
|
4 |
赤木三郎=ふるさとは怒りをこめて(飯塚書店) |
□特集堀口大學(本の手帖) |
5 | 天沢退二郎=時間錯誤(思潮社) 奥保=風の雫(新星書房) 郷原宏=執行猶予(思潮社) 沢ゆき=孤独な愛(竹頭社) 島村亮=有形詩集(VOU クラブ) 福永武彦詩集(麦書房) |
伊藤信吉・変革点の詩人たち(文学)〜7 中島洋一=象徴的表現理解の研究(風間書房) 吉田健一=近代詩について(垂水書房) |
6 |
泉沢浩志=三月の中で(川崎詩人会) 山田賢二=耳殻都市(詩宴社) |
清岡卓行=手の変幻(美術出版社) 鶴岡善久= 日本超現実主義詩論(思潮社) 黒田辰男=ロシヤ・サンボリズム詩文学の成立過程(理想社) 村野四郎=現代詩のこころ(社会思想社)〔文庫〕 エリッヒヘラー=現代詩の賭(安田章一郎訳、法律文化社) |
7 |
泉谷明=噴きあげる熱い桃色の島(津軽書房) |
□現代中国詩特集(詩学) |
8 | 安西冬衛全詩集(思潮社) 生路洋子=季節の子(桑文社) 遠藤直樹=旅程(横浜詩人会) 大木實=月夜の町(黄土社) 本木公世=愛の猟人(原形社) 鹿狩浩=環(空間社) 新谷行=水平線(あいなめ会) 鈴木繁雄=あきんどの歌(川崎詩人会) 松田幸雄=詩集一九四七〜六五(地球社) |
伊藤信吉編=高村光太郎研究(思潮社) |
9 |
安部宙之介詩集(木犀書房) |
□黒田三郎特集(詩学) 清岡卓行・戦後詩への愛着(文学)〜67・9 小熊秀雄評論集(思潮社) |
10 |
石川希代子=魔(思潮社) 上田敏雄=薔薇物語(昭森社) |
□ランボオをどう見るか(現代詩手帖) 飯島耕一=アポリネール(美術出版社) 首藤基澄=高村光太郎(神無書房) 倉田清=自然と恩寵(中央出版社)〔F・ジャム論〕 真壁仁=詩の中に生きる日本(岩波書店)〔新書〕 |
11 | 秋山清=白い花(コスモス社) 小熊秀雄全詩集(思潮社) 小高和枝=どこかで(思潮社) 北村太郎詩集(思潮社) 定本木下夕爾詩集(牧羊社)〔読売文学賞〕 高ゆきこ=青いトテ馬車(エリア) 神保恵介=存在の傷痕(VOU クラブ) 杉克彦=伐採(銀河社) 中村稔=鵜原抄(思潮社) |
□特集わが詩歌(新潮) 岡本潤=罰当りは生きている(未来社) 長田弘=青春の発見(三一書房) 小野十三郎=工作者の口笛(国文社) 佐藤春夫=愛と美の世界(養神書院) 壺井繁治=激流の魚(光和堂) |
12 |
一色真理=戦果のない戦争と水仙色の 三方克詩集(飯塚書店) |
□清岡卓行特集(詩学) |
1967年(昭和42年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 | 菊地正=定本 果樹園(黄土社) 佐藤節子=青の軌跡(思潮社) 渋谷美代子=暗い五月(思潮社) 鳥巣郁美=青の容器(天秤発行所) 名古屋哲夫=瞬間(ブラックパン社) 藤井壮次=人間島(Sabot 詩話会) 李沂東=記憶の空(昭森社) 川上明日夫=哀が鮫のように(北荘文庫) 後藤一夫=桜の花の散る丘辺(昭森社) |
□現代小説と現代詩(群像) 菊地康雄=逸見猶吉ノオト(思潮社) 志麻秀次郎=詩歌の旅(徳間書店) |
2 | 加賀谷春雄=不慣れな時代(潮流出版社) 風間光作=海抜三千メートルの恋(木犀書房) 高橋秀一郎=森の果て(長帽子の会) 武田肇=ボレアス悲歌(思潮社) 奈切哲夫詩集(自家版) 西脇順三郎=禮記(筑摩書房) 米村敏人=空の絵本(文童社) 山本太郎=糺問者の惑いの唄(思潮社) |
□特集現代詩の若い世代(南北) 粟津則雄・抒情の運命―萩原朔太郎と三好達治(展望) 金子光晴=日本人の悲劇(富士書院) A・アルトー=思考の腐蝕について(飯島耕一訳、思潮社) |
3 |
飯島耕一=夜あけ一時間前の五つの詩他(昭森社) 遠地輝武=千光前25番地(昭森社) |
□推薦詩人特集(詩学) 井上正蔵=ハイネ序説(未来社) 前田妙子=詩の形象(桜楓社) 河野仁昭=現代詩の展望(文童社) |
4 | 井上多喜三郎=曜(文童社) 金子光晴=若葉のうた(勁草書房) 斎藤諭吉=農村十二ケ月(詩人会議) 畠中哲夫=風を聴く(自家版) 山田博=掌(天幕書房) 錦織悠美子=雪の糸(文童社) |
首藤基澄・金子光晴ノート(文学) 新関良三=詩人シラー(筑摩書房) 平井照敏=イヴ・ボンヌフォワ研究(思潮社) 星野徹=詩の原型(思潮社) 水尾比呂志=美の終焉(筑摩書房) |
5 | 河合沙良=愛と別れ(詩苑社) 門倉詇=出発の朝の歌(飯塚書店) 木々高太郎=渋面(金剛出版) 栗原まさ子=えんそう会(思潮社) 羽田野幸子=陰暦の章(北書房) |
黒田喜夫・詩と反詩の間のコンミューン(展望) |
6 |
井上靖=運河(筑摩書房) |
□特集現代の詩(文藝) 原子朗・旅人かえらず(文学) 梅原猛=地獄の思想(中央公論社) 亀井勝一郎=病める魂と漂泊者の歌(三笠書房) 壺井繁治=詩と政治の対話(新興書院) 吉田孤羊= 石川啄木と大逆事件(明治書院) 相馬大=京のわらべうた(白川書院) |
7 |
笠井嗣夫=飢餓のまつり(北書房) |
明珍昇=近代詩の展開(教育出版社) |
8 | 安藤一郎=夢のあいだ(思潮社) 岡本潤=笑う死者(国文社) 高見順=重量喪失(求龍堂)〔詩画集〕 原子修=鳥影(北書房) ディラン・トマス全詩集(田中清太郎他訳、国文社) |
□こどもの詩(言語生活) 伊藤信吉=詩の世界(社会思想社) 小野十三郎=大阪(角川書店) 長田弘=探求としての詩(晶文社) 室生朝子=追想の犀星詩抄(講談社) |
9 |
有馬敲=海からきた女(思潮社) |
□詩人論特集(現代詩手帖) 大岡信=現代芸術の言葉(晶文社) 大岡昇平=在りし日の歌(角川書店) 中井清=丸山薫の世界(冬至書房) |
10 | 阿部富美子=幻の馬(思潮社) 秋山清=ある孤独(コスモス社) 石原武=軍港(思潮社) 坂本明子=水と炎の宴(裸足グループ) 杉田巌=十二月の人(自家版) 宗左近=炎える母(彌生書房) 縄田林蔵=緑の法律(労働大学出版部) 福中都生子=女ざかり(思潮社) 三井葉子=いろ(自家版) |
□特集吉岡実の世界(現代詩手帖) 阿部保=T・S・エリオット詩論の研究(理想社) 菊地康雄=現代詩の胎動期(現文社)〔「青い階段を…」の増改版〕 北川透=情況の詩(思潮社) 詩の本 全3巻(筑摩書房)〜12松永伍一=日本農民詩史(法政大学出版局)〜70・7〔全5冊〕 |
11 |
江間章子=人生の詩集(二見書房) 金石稔=熟慮の敗走(黄土社) |
西條八十=アルチュール・ランボオ研究(中央公論社) 別所直樹= 現代詩、鑑賞と作法(清風書房) 松永伍一=荘厳なる詩祭(徳間書店) C・M・バウラ=詩と政治(大沢実訳、紀伊國屋書店) |
12 |
諏訪優=精霊の森(思潮社) |
□特集現代抒情詩論(南北) |
1968年(昭和43年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
後藤一夫=終章(思潮社) 佐藤平=がらくた(おびひろ文芸社) |
天沢退二郎= 宮沢賢治の彼方へ(思潮社) 詩人会議編=詩の学習(飯塚書店) 昭和批評史大系 全4巻(番町書)〜8 深瀬基寛=エリオット(筑摩書房) |
2 | 鮎川信夫全詩集(荒地出版社)〔増補版〕 伊藤桂一=定本 竹の思想(南北社) 衣更着信詩集(思潮社) 串田孫一=いろいろな天使(彌生書房) 榊弘子=折れる(現代詩工房) 麦朝夫=いやな春(思潮社) 木村三千子=歳月(文童社) 山口ひとよ=復活祭まえに(思潮社) ホーフマンスタール詩集(板倉靹音訳、思潮社) |
滝口雅子・詩のブームとその源流(新潮) 大城信栄=立原道造ノート・福永武彦ノート(思潮社) 入沢康夫=詩の構造についての覚え書(思潮社) |
3 | 秋山清=豚と鶏(コスモス社) 犬塚堯=南極(地球社)〔H氏賞〕 木村孝=五月の夜(木犀書房) 多田智満子=鏡の町あるいは眼の森(昭森社) 本郷昭雄=不知火幻想(昭森社) 枯木虎夫=鷲(詩風土の会) なだいなだ=スケルツオ(みゆき書房) ウイリアムズ詩集(鍵谷幸信訳、思潮社) |
□戦後詩をいかに評価するか(現代詩手帖) □現代詩人による現代小説批判(群像) 関根弘=現代詩入門(飯塚書店) 和田義昭=山村暮鳥研究(豊島書房) 吉田精一他編=現代詩評釈(学燈社) |
4 | 入沢康夫=わが出雲・わが鎮魂(思潮社)〔読売文学賞〕 小山正孝=散ル木ノ葉(思潮社) 長谷川安衛=野盗(思潮社) 村田正夫=ナポリを見て死ね(潮流出版社) 寺崎浩=落葉に描いた組曲(昭森社) |
鮎川信夫=日本の抒情詩(思潮社) 菱山修三=詩と思索と人生(南北社) |
5 | 市川満智子=歪む夕日(思潮社) 川崎洋詩集(国文社) 黒田喜夫=詩と反詩(勁草書房)〔詩と評論〕 新川和江=比喩でなく(地球社) 中野秀人全詩集(思潮社) 深澤忠孝=熔岩台地(思潮社) 三井ふたばこ=空気の痣(昭森社) |
□特集詩精神・詩人研究の問題点(日本近代文学8集) □詩と詩人(文学) 伊藤整他編=現代詩の鑑賞 全5巻(明治書院)〜9 篠田一士=詩的言語(晶文社) 宮本一宏=詩の想源(昭森社) |
6 | 片羽登呂平=たたかいを刻む(飯塚書店) 北川透=眼の韻律(岡田書店) 鈴木正和=崖の思想(龍詩社) 田中規久雄=旅情(詩洋社) 田中恭美=魔(思潮社) まど・みちお=てんぷらぴりぴり(大日本図書)〔少年詩集〕 湯川達典=人びとのなかで(九州・記録と芸術の会) |
□特集入沢康夫(現代詩手帖) 富岡多恵子=ニホン・ニホン人(思潮社) 編集委員会編=遠地輝武研究(新日本詩人社) 村松剛=評伝ポール・ヴァレリー(筑摩書房) 首藤基澄・金子光晴のライトモチーフ(文学) |
7 |
野上彰=幼き歌(アポロン社) |
長田弘・匿名の戦後(展望) |
8 | 河合俊郎=ぼくのなかの海(コスモス社) 北一平=魚(木犀書房) 財部鳥子=腐蝕と凍結(地球社) 西一知=なにがぼくらの魂をしずめるか(昭森社) 藤富保男=是非の帽子(思潮社) 谷沢辿=山椒魚の故郷(昭森社) 須賀ユキ=日常のはじまり(昭森社) 森田タカ子=水になった帽子(昭森社) 津田遙子=雪明り(凍原社) 由利俊=男の歌(文童社) ファーリンゲティ詩集(片桐・中山訳、思潮社) |
□村野四郎研究(詩学、8、9合併号) 北川透=詩の自由の論理(思潮社) 平井啓之=ランボオからサルトルへ(清水弘文堂) フイリップ・シドニー= 詩の弁護(富原芳彰訳、研究社) |
9 | 秋原秀夫=放す(天秤発行所) 秋山兼三=野の涯(紀元書房) 押切順三=斜坑(たいまつ社) 門田穣=旅愁(木犀書房) 神谷毅=廃墟を越えて(起点社) 黒田三郎=ある日ある時(昭森社) 畠山義郎=雪の模様(秋田文化出版社) 山本美代子=方舟(蜘蛛出版社) |
田中清太郎=ディラン・トマス研究(国文社) 知理真志保・小田邦雄= ユーカラ鑑賞(潮文社) 寺田透=詩のありか(思潮社) エンツェンスベルガー=現代の詩と政治(小寺昭次郎訳、晶文社) |
10 |
小野十三郎編=大阪文学学校詩集(葦書房) 森山隆平=春夏秋冬(新詩潮社) |
□特集瀧口修造(現代詩手帖) □近代詩歌鑑賞の手帖(国文学、臨時増刊) 木島始=詩・少年・アメリカ(晶文社) 高良留美子=物の言葉(せりか書房) 杉浦盛雄=名古屋地方詩史(同刊行会) 田村隆一=若い荒地(思潮社) 中野重治=室生犀星(筑摩書房) |
11 | 秋山清詩集(現代思潮社) 安宅夏夫=シオンの娘(自家版) 伊勢田史郎=錯綜とした道(国文社) 泉谷明=ぼくら生存のひとひら(津軽書房) 岡田刀水士=幻影哀歌(歴程社) 草野心平=こわれたオルガン(昭森社) 宗左近=こころ(昭森社) 平光善久=東洋の裸身(詩宴社) 町田多加次=小さな葬列(現代詩工房) 村上昭夫=動物哀歌(思潮社版) 梶谷忠夫=人耳朔風(自家版) 小松瑛子=朱の棺(日本未来派) |
□近代詩と現代詩(国語科通信10・角川書店) 天沢退二郎=紙の鏡(洛神書房) 飯島耕一=詩について(思潮社) 伊藤桂一=抒情詩入門(大泉書店) 伊藤信吉他編=現代詩鑑賞講座全 12巻(角川書店)〜69・10 佐藤泰正=日本近代詩とキリスト教(新教出版社) A・T・デイヴィス=D・トマス論(松浦直己訳、興文社) |
12 | 石垣りん=表札など(思潮社)〔H氏賞〕 境忠一=半人間譚(アルメの会) 谷川俊太郎=旅(求龍堂)〔詩画集〕 徳永民平詩集(思潮社) 永田東一郎=明るい午後(木犀書房) 村野四郎全詩集(筑摩書房) 山口洋子=リチャードがいなくなった朝(思潮社) 三方克=ゆりかもめの歌(理論社) |
□詩と言語(文学) |
1969年(昭和44年)
月 | 詩集・訳詩集 | 詩論・エッセイ・研究 |
1 |
天野隆一=閲歴(文童社)〔詩画集〕 鷲谷峰雄=忘れるだけの海(北書房) |
鶴岡善久・戦時下における抒情(詩学) G・バシュラール= 空間の詩学(岩村行雄訳、思潮社) ブルトン= 超現実主義とは何か(秋山澄夫訳、思潮社) |
2 | 大仏文乃=紅皿(思潮社) 片岡文雄=悪霊(岬書房) 川田絢音=空の時間(蜘蛛出版社) 寺門仁=続 遊女(風社) 中村しげ子=茗荷をむく女(詩宴社) 福井久子=海 鯨の通る道(思潮社) 山口律=山に木を(時間社) 山本政一=絵の教室(東京出版センター) |
大岡信=現代詩人論(角川書店) 松井好夫=ボードレール(煥乎堂) J・P・リシャール=詩の深さ(有田忠郎訳、思潮社) |
3 | 板倉靹音=聴濤館(国文社) 内田麟太郎=これでいいへら(潮流出版社) 宇畑博道=現代史(蜘蛛出版社) 萩原美鈴=麦食い女(東京出版センター) 河野仁昭=瑣事(文童社) 笹澤美明=秋湖ひとつ(白鳳社) 鈴木祐之=わたしのヒロシマ(甲陽書房) |
□特集現代詩(本の手帖) □小特集吉本隆明(現代詩手帖) 岡本潤=現代詩への招待(潮文社) 杉本春生=抒情の思想(彌生書房) 遠丸立=吉本隆明論(仮面社) 西脇順三郎=詩学(筑摩書房) 寺田透=現代一瞥(思潮社)〔評論Ⅰ〕 |
4 | 岩成達也=レオナルドの船に関する断片 補足(思潮社) 上村肇=みずうみ(黄土社) 木々高太郎=日光と蛾(詩苑社) 定本 草野天平全詩集(彌生書房) 草鹿外吉=さまざまなとしのうた(光和堂) 詩集ヒロシマ(同編集委員会刊) 松浦直己=影の部分のある研究(国文社) ハート・クレイン詩集(柳沢厚生訳、国文社) |
大岡信=蕩児の家系――日本現代詩の歩み(思潮社) 請川利夫=高村光太郎論(教育出版センター) 文学批評の会編=転換期の詩人たち(芳賀書店) |
5 | 岡崎清一郎=古妖(落合書店) 金丸桝一=黙契(昭森社) 小松郁子=村へ(思潮社) 桜井滋人=人情ばなし(あいなめ会) 鳥見迅彦=なだれみち(創文社) 水川真=性交のあとで(他人の街社) 山本太郎=覇王記(思潮社)〔読売文学賞〕 H・ミショー=みじめな奇蹟(小海永二訳、国文社) |
□特集現代の詩(文藝) 川口朗・伊東静雄論(日本近代文学) 岡地嶺=十九世紀英米詩論集(文修堂) 草野心平=わが光太郎(二玄社)〔読売文学賞〕 塚越敏=リルケの文学世界(理想社) |
6 | 秋山清他編=日本反戦詩集(太平出版社) 加藤介春全詩集(学燈社) 清水洋子=眠れない鳥(ゼロの会) 高田敏子=愛のバラード(山梨シルクセンター) 外村文象=花茣蓙(天幕書房) 原葵=野猿伝説(思潮社) 広井三郎=生きている握手(潮流出版社) 宮崎健三=北濤(右文書院) |
粟津則雄=詩の空間(思潮社) 尾崎喜八=夕べの旋律(創文社) A・マリ・シュミット=象徴主義 (清水茂・窪田般弥訳、白水社)〔ク・セ・ジュ文庫〕 E・ジュニングス= 詩をあなたのものに(中内正夫訳、南雲堂) |
7 | 岩泉晶夫=遠い馬( Lá の会) 坂巻美沙子=砂を噛む貝(国文社) 菅原克己=遠くと近くで(東京出版センター) 鈴木満=声が聴きたい(思潮社) 藤田桂子=貝殻の思想(津軽書房) まちえひらお=西高東低(潮流出版社) |
飯島耕一・昭和五年生れの一詩人の胸のうち(文学) 大岡信・断章(ユリイカ) 中島可一郎=現代詩人論序説(あいなめ会) 星野徹=詩の発生(思潮社) P・マルチノ=高踏派と象徴主義(木内孝訳、審美社) |
8 | 芦原修二=愛したの塔(グループ・ヒム) 岡崎澄衛=わが鳶色の瞳は(飯塚書店) 杉本直=あおみどろ(北荘文庫) 平光善久=骨の遺書(不動工房) 三井葉子=夢刺し(思潮社) 宮沢章二=空存(柏樹社) 森本敏子=勾配(蜘蛛出版社) 寺島珠雄=まだ生きている(釜ヶ崎通信別冊) |
□特集詩における現代(解釈と鑑賞) 沢村光博・詩とラディカリズム(詩学) 中桐雅夫・会社をやめて(詩学) 粟津則雄=詩人たち(思潮社) 渡辺武信=詩的快楽の行方(思潮社) |
9 |
石原武=雷雨が来た(山脈会) |
□瀧口修造特集(本の手帖)〔終刊号〕 |
10 | 秋谷豊=冬の音楽(地球社) 金子光晴=よごれていない一日(あいなめ会) 清水昶=少年(永井出版企画) 渋沢孝輔=漆あるいは水晶狂い(思潮社) 佃学=時間の空(自家版) 萩原貢=悪い夏(核の会) 渡辺武信=首都の休暇・抄(思潮社) エドウィーン・ミュア詩集(真辺博章訳、国文社) |
秋山清=戦後詩の私的な回想(太平出版社) 大森五郎=萩原朔太郎とニーチェ(東京文献センター) 田中清光=詩人八木重吉(麦書房) 安田保雄=上田敏研究(有精堂)〔増補新版〕 H・J・C・グリアスン=形而上詩人論(本田錦一郎訳、北星堂) |
11 | 安宅夏夫=ラマ・タブタブ(長帽子の会) 石岡チイ=埴輪の庭(栃木詩人会) 井上田鶴子=鳥の声で渋谷の坂で(あいなめ会) 入江昭三=呪縛(歩道社) 小柳玲子=多感な土地(現代詩工房) 宗左近=愛(彌生書房) 知念栄喜=みやらび(仮面社)〔H氏賞〕 丸山勝久=六月の歌(詩苑社) 村田正夫=バラ色の人生(潮流出版社) 渡辺三郎=しずかな怒り(潮流出版社) |
安東次男=詩・その沈黙と雄弁(イザラ書房) 伊藤信吉=抒情小曲論(青蛾書房) 中島健蔵・矢野峯人監修= 近代詩の成立と展開(有精堂) J・M・ブリニン=詩人の運命(関口篤、高島誠訳、晶文社) |
12 | 赤木健介=複眼(起点社) 赤木三郎=物語詩片(飯塚書店) 伊藤章雄=死生観のあるところ(思潮社) 加藤郁乎=荒れるや(思潮社) 宗左近=大河童(彌生書房) 田木繁詩集(現代思潮社) 西脇順三郎=壤歌(筑摩書房) 花田克己=坑夫の署名(飯塚書店) 林立人=ツエッペリン(詩学社) |
大沢実編=世界名詩鑑賞辞典(東京堂出版) 金子光晴=文学的断想(冬樹社) 諏訪優= アレン・ギンズバーグ(彌生書房) 高橋新吉=詩と禅(宝文館) 田村隆一=詩と批評A(思潮社) J・R・ベドゥアン=アンドレ・ブルトン(稲田三吉他訳、思潮社) |