日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。


  • 郷原宏会長

  • 公益信託代表
    以倉紘平

  • 第73回H氏賞
    小野絵里華

  • 第41回現代詩人賞
    河津聖恵

詩投稿結果発表

投稿数444作、投稿者274人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿欄第32期(1-3月)の選評および入選作をご紹介いたします。
またトップページに入選作を何回かに分けて、縦書き表示にて順次公開していきます。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが入選作を選び選評いたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第32期~35期選者(2024.1~2024.12)
・うるし山千尋

・浜江順子
・雪柳あうこ

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

  • 【わたしたちはロシア・プーチン大統領に起因する不条理に反対し、ウクライナの人々の安全と平和を   強く望んでいます。──日本現代詩人会HP運営委員会】
  • 【お知らせ】詩の投稿をされる方は、改めてパスワードの申請をお願いします。
  • 【子どもへの詩の普及】安西均献詩事業と子どもの詩  田中圭介 (2024/05.27)
  • 【ご報告】「日本の詩祭2024」(6月2日)にご来場の皆様、インターネット配信をご覧いただいた皆様、
     ありがとうございました。盛況のうちに閉幕いたしました。(2024/06.03)
  • 【速報】第74回H氏賞、第42回現代詩人賞の詩集が以下のように決定しました!(2024.03.02)
  • 【日本現代詩人会全会員名一覧】
【速報】
◆第74回H氏賞・第42回現代詩人賞決定のお知らせ

 2024年3月2日(土)午後1時から、東京都・早稲田奉仕園セミナーハウスにおいて、第2次選考委員会が開かれました。詩壇の芥川賞とも呼ばれるH氏賞と、中堅以上の詩人に贈られる現代詩人賞が決定いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、授賞式は6月2日(日)私学会館アルカディア市ヶ谷にて開催される「日本の詩祭2024」にて挙行される予定となっております。何卒よろしくお願い申し上げます。

◆2024年度 第74回H氏賞(賞金50万円及び記念品)
●受賞詩集『Uncovered Therapy』(思潮社)
●受賞者(尾久守侑(おぎゅうかみゆ))
●受賞者プロフィール
1989年5月14日 東京都生まれ、東京都在住。
慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程修了。
詩集 2019年『国境とJK』(思潮社)を上梓。その後、『ASAPさみしくないよ』『悪意Q47』(第9回エルスール財団新人賞受賞)。
詩集の他に、学術書として、『偽者論』(金原出版)、『器質か心因か』(中外医学社)他。

<第74回H氏賞選考委員> ◎上手宰(選考委員長)、富沢智、峯澤典子、中本道代、
池田順子、藤田晴央、青木由弥子(理事)

************************************

◆2024年度 第42回現代詩人賞(賞金50万円及び記念品)
●受賞詩集『楽園』(思潮社)
●受賞者(粕谷栄市)
●受賞者プロフィール
1934年11月9日 茨城県古河市生まれ。現在、茨城県古河市在住。89歳。
早大卒。「ロシナンテ」「地球」「鬼」「歴程」同人を経て、現在、「森羅」同人。
詩集『世界の構造』『悪霊』『化体』『転落』『鄙唄』『遠い川』。

<第42回現代詩人賞選考委員> ◎田村雅之(選考委員長)、岡野絵里子、廿楽順治、
                石田瑞穂、小林弘明、鈴木東海子、春木節子(理事)

【速報】H氏賞、現代詩人賞候補詩集決定

 2月3日11時より早稲田奉仕園(東京都新宿区)で開票理事会が、宮田直哉、福田恒昭各投票管理委員の立会いの下に開かれました。その結果、上位8位までの詩集を候補詩集として、16時より行われた各選考委員会に申し送りがなされました。
 また、H氏賞と現代詩人賞の選考委員会では、委員会推薦として各3冊の詩集が選ばれました。結果を以下に記します。

  ■第74回H氏賞候補詩集
佐峰 存『雲の名前』       22票
井嶋りゅう『影』         14票
小川三郎『忘れられるためのメソッド』
               6票
玄原冬子『福音』         6票
水嶋きょうこ『グラス・ランド』  6票
麻生秀顕『パルスと円環』     5票
深町秋乃『柔らかい水面』     5票
根橋麻利『川辺の響き』      4票
野口やよい『星月夜』       4票
山田リオ『ときのおわり』     4票
尾久守侑『Uncovered Therapy』
              委員会推薦
嘉陽安之『朝をつくる』   委員会推薦
藤本哲明『attoiumani_nizi』
              委員会推薦

■第42回現代詩人賞候補詩集
こたきこなみ『ひとがた彷徨』   13票
粕谷栄市『楽園』         11票
水島美津江『更地』        11票
麻生直子『アイアイ・コンテーラ』 10票
硲 杏子『残照・その後』     10票
松岡政則『ぢべたくちべた』    10票
上手 宰『二の舞』        8票
佐々木洋一『でんげん』      8票
白井知子『ヴォルガ残照』     8票
荒川洋治『真珠』      委員会推薦
岩佐なを『たんぽぽ』    委員会推薦
広瀬大志『毒猫』      委員会推薦

 以上です。3月2日㈯に、早稲田奉仕園で行われる第2次選考委員会において、受賞詩集が決定されます。

■第74回H氏賞選考委員
池田順子、上手宰(委員長)、富沢智、中本道代、藤田晴央、峯澤典子、青木由弥子

■第42回現代詩人賞選考委員
石田瑞穂、岡野絵里子、小林弘明、鈴木東海子、田村雅之(委員長)、廿楽順治、春木節子

■投票管理委員
宮田直哉、福田恒昭

■詩集賞担当理事
渡辺めぐみ

(2024・02・06)

【速報】詩集賞選考委員が決定
 
 11月16日の第4回理事会において、第74回H氏賞と、第42回現代詩人賞の選考委員が決定しました。
 両賞とも、2023年2月3日の第1次選考委員会で候補詩集が推挙され、3月2日の第2次選考委員会で授賞詩集を決定します。

■第74回H氏賞選考委員
 池田順子、上手宰、富沢智、中本道代、
 藤田晴央、峯澤典子、青木由弥子

■第42回現代詩人賞選考委員
 石田瑞穂、岡野絵里子、小林弘明、
 鈴木東海子、田村雅之、廿楽順治、
 春木節子

■投票管理委員

 宮田直哉、福田恒昭

■詩集賞担当理事
 渡辺めぐみ

 対象詩集は2023年1月1日から12月31日までに発行されたことが奥付にあるもの。日本現代詩人会会員全員の投票による各上位8詩集と、選考委員会の推薦による各3冊以内の詩集が候補詩集となります。

 (2023・12・20)

 8月26日の2023年度総会において、新理事(任期2年)が承認され、9月21日の第2回理事会で次のとおり、新役員が決定しました。
《会 長》
 郷原  宏
《理事長》
 塚本 敏雄(名簿・HP委員)
《副理事長》
 杉本真維子(詩祭・国際交流)
《理 事》
 山田 隆昭(総務・慶弔)
 秋 亜綺羅(総務・HP・IT)
 野村喜和夫(総務・国際交流)
 根本 正午(一般会計・HP・IT)
 青木由弥子(年会費)
 松尾真由美(詩祭・冊子)
 中島 悦子(子ども・詩祭・冊子)
 渡辺めぐみ(詩集賞・入会)
 浜田  優(会報・名簿・入会)
 広瀬 大志(入会・ゼミナール)
 春木 節子(ゼミナール・入会)
 沢村 俊輔(名簿・記録・入会)
《監 事》
 宮田 直哉
 鹿又 夏実
《HP運営委員》
 光冨 幾耶
《詩集賞・公益信託代表》
 以倉 紘平

日本の詩祭2023・第Ⅰ部・贈呈式・顕彰・詩朗読

「詩投稿 第32期」入選作品紹介Topページに入選作を順次公開します。

塩崎浩樹「転回」

物憂い雨のドタバタ井戸端会議とて
可憐な瞳がたいがいにしてくれるものか
家もびっしょり樹もびっしょり
においきれない匂いにふいと目をそむけて
うたをつづらんとするだけではないか
理窟でわりきれぬ虚空とて
手近な臍が玉座にのりだしてくるものか
気のぬけたセンチメンタルのように白いめまいを起こして
よんどころない
そうやってうたをつづらんとするだけではないか
ふと
そのとき
ちら、りん ばら、りん
少年が立襟にあゆむ間もなく
雪のとっぱしは降りながら
北の窓をふるびし笛がしらべていたのだった
そのレンガ造りの二階で
少年は硬く唇をつぐんだのである
時間のきざみ具合が
そのつつましやかさそのものであって
それがかえって碌でもなくてニヒリスティックで
肥った快活さで
つべたい手には菫色のカンテラ
唇紅にはミュウズの微笑
天井逆さに鎮座するように
二本の脚はそれを奏でる
歴然としたえくぼ
少年は硬く唇をつぐんだのである
ひと日の空を
筆法をサッと裏がえすために
少年はそこであざやかに転回すればよかったのか
手のひらをひろげて
塗りつぶされた血のけや
去勢された手相や未払の時間
ゆるんでしまったゼンマイ
そこここに放擲してしまったものを
もういちどとり集めて
さて
蒼白い手をEの半紙に換えてみたって
転回すべき方向がどこにもみあたらないのである
少年は
少年の忘却を転回した
北の窓をふるびし笛がしらべているなかで
少年は好意的な出来事に待機するように
ひとつの円環に好機をあたえたのである

佐々木春「クロール」

誰かの仕方で高く広がる青空に三角形の赤い標識が宛先もなく止まれと伝える白抜きの文字を見上げながらその下をいつもの歩幅で通り過ぎる、向かい風に鳥肌が立った白いふくらはぎでそのまま歩いて声の届く距離にある青信号がプログラムに従って生まれつきの点滅を始める、アスファルトの黒い画面にわたしは立ち止まって連鎖したコマンドで走り出す人たちの背中がビープ音と一緒に横断歩道の対岸にスクロールされていくのを見てる、車が黄金虫みたいに夢も見ないで移動していく延長線上に向けた視界に車道の青信号がどこまでも直列に続いて滑走路みたいに世界を誘導してるけど管制塔に誰がいるのかわたしは何も知らない、そう気づいたとき胸の奥に突然働く重力をうまく誰かに伝えられる自信はないからそんなこと気負わず話せるきみとはいつかきっと出会ってみたい、その粒子状の期待にテニスボールくらいの孤独が化学反応を起こして柑橘系のエネルギーに変換されるときの小さな音に耳を澄ましながらこれまでとは違うやり方で進んでいこうって思う、左右60度の視界の焦点をぼかして意味の隙間をスキャンしながらこだわりのないベージュのビルに挟まれた道に向かう、膝を支点に前に出す足がアスファルトに接地するそのリズムを交互に繰り返すうちに心に響く振動さえも移動のノイズになる、わたしは歩行をやめて目を閉じる、上半身を前向きに倒して両腕をまっすぐ前に伸ばす、左手のひらで遠くの空気をつかみ後ろまでまっすぐに押し出す、そのまま回して前に伸ばした左手に連動して右手のひらでもっとたくさんの空気をつかんで押し出す、一体いつまでかかるかわからないからキックはなるだけ使わない、横向きに顔を上げて体の余白に空気を満たす、両腕の動きに合わせて体をローリングする、右手の長さだけの未来をつかんで、左手のひらだけの過去を腕いっぱいに押しのける、気体が流れて生まれる浮力はまだ弱くて信頼できない、だけどからだを疑わないことが何より大切なんだと自分に言い聞かせる、温かい薄花色のプールにわたしを溶かして泳いでいく

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◆新入会員名一覧最終更新日 2024/5/8
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