日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。


  • 第71回H氏賞
    石松佳

  • 第39回現代詩人賞
    鈴木ユリイカ

  • 黒岩 隆会長

  • 公益信託代表
    以倉紘平

詩投稿結果発表

投稿数490作、投稿者288人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第21期(4-7月)の選評および入選作をご紹介いたします。
またトップページに入選作を何回かに分けて、縦書き表示にて順次公開していきます。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが入選作を選び選評いたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第20期~23期選者(2021.1~2021.12)
・片岡直子氏

・上手宰氏
・福田拓也氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

  • 【告知】2021年度通常総会は、対面ではなく、書面方式で実施いたします。 ご回答へのご協力のほどよろしくお願いいたします。8月23日(月)までにご投函ください。
  • 【英語版公開】当HPの英語版を公開しました。
  • HP現代詩投稿欄 第21期選考結果・選評を発表しました。
  • 2021年第5回現代詩投稿欄新人賞・新人発表!
    【新人賞】岡崎よしゆき【新人】東浜実乃梨 小川博輝 松尾如華
2021年度通常総会についてのお知らせ
8月23日(月)までにご投函ください。

 今年度も、先行きの見えない新型コロナウイルス禍のなか、当会の様々な事業が中止に追い込まれるなど、かつてない混乱に陥りました。今後この災禍の推移を見ながら態勢を立て直し、次年度の活動を行ってゆくことになります。そうした大切な時期の総会ですが、理事会等で検討を重ねた結果、会員の皆様の安全・健康を第一に考え、昨年度と同様、2021年度通常総会は書面によって行うことといたしました。
 つきましては、会報とは別に書面を郵送させていただきます。議題、議案をお読みいただいた上、書面によりご回答いただきたくお願いいたします。8月28日(土曜)を開催日とします。なお、ご回答が少ないと総会が成立せず、再度開催しなければならなくなり、会の運営にも支障をきたすこととなります。必ず返却して戴きますよう、どうかよろしくお願いいたします。
 会員同士の交流を楽しみにしておられた会員の方々におかれましては大変残念なことになりましたが、機会を得て再会できますように心から祈念しております。

日本現代詩人会70周年記念事業の中止について

 2020年の初頭からなるコロナ禍により、参加者皆様の健康・安全面を最優先に考えた結果、すべての地域での開催が不可能になってしまった(コロナ禍以前の開催であった三国でのプレ・イベントを唯一の例外として)。最終回だけでも、何とか開催できないかとぎりぎりまで検討を重ねてきたが、事態は全く改善に向かわず、あきらめざるを得なかった次第。各地の委員の方々の大変な努力で様々な計画を立て準備をしていただき、満を持してのイベントであっただけに、まことに残念である。そして、関係の皆様に対して、大変申し訳ない気持ちでいっぱいである。
 我々としては、先達のご努力によりこの永く続いてきた現代詩人会の存在を何らかの形で振り返り、また現代詩の新たなウェーブを起こすべく創意と工夫を凝らす機会を捨て去るべきではないと信じている。よって、今後理事会の議論を経て、75周年あるいは80年という節目をとらえて、再度新たなイベントにチャレンジしていきたいと考えている。
(総務担当理事 新延 拳)

日本の詩祭2019・詩集賞の朗読

「詩投稿 第21期」入選作品紹介
Topページに入選作を順次公開します。

岡 堯「似ていく」


ぼくがいなくなったら
だれかが代わって
「は〜い、せんせい」
と手を挙げるのだろうか

砂浜に打ち寄せられた白い貝殻が
ふいに消えるとき
代わりにピンク色のちいさな貝殻の
ほそい筋を残すのだろうか

奥日光・中禅寺湖につながる急流で
ヒメマスが産卵していた
流れに逆らって定位置を保ち
何度も試るうちに
透明なのに黒い渦に
呑み込まれていく

稚魚たちは親の姿を見たことがないのに
容姿を受け継ぎ
日増しに似ていく
生命は死者に似せて生長し
美をもたらすものらしい

消えるぼくに代わり
手を挙げる子もきっと
どこか似ているはずだ
日を追うごとに似てゆき
生と死の見分けがつかないほどに
そっくりになる
貝殻だってそうだ

ひとつとして同じものはないのに
ひとつとして同じものがないから
命は 死に向かい 生に向かい
日増しに似ていく

松原和音「マンボウ」


昨日
水族館に行った

アーチの下を歩いていると
足元が影になった

見上げると
マンボウがいた

美味しそうだと思った

淡白で身がしまっていた

マンボウ
涼しげな顔をして
横切っていった

ふと
罪悪感が湧いた

お腹がすいているのは
私ではなく
マンボウだと思うことにした

義若ユウスケ「光と化して」


にんじん色の世界だ
悲しみは光と化して
二月の午後の庭にわだかまる
埃っぽいカーテンをひらく
むかいの家の少女が窓枠に
あごをかけ空をみつめいる
はらはら
火の粉のような雪がふっいる
晴れた日に雪がふるこ
タヌキの婿入りいうのだ
いつだったか姉がいっいた
むかいの家の少女におしえる
タヌキが旦那さんだなん素敵ね
いっ笑った
姉が結婚した人はウニに似いた
無口でいつも不機嫌そうだった
むかいの家の少女はどういうわけか
年々すこしずつ姉に似いくようだ
私のこを姉さん呼んでいいのよ
いっくれるから
さいきんでは姉さん呼んでいる
母はそんな僕らのやりりを
気味悪がっやめなさいいう
陽が照っはらはら
火の粉のような雪がふりつもる
窓ごしに少女目があう
雪の日は
いつもふたりで雪だるまをつくる
表で会おう合図をおくっ
カーテンをしめる
にんじん色の世界へ
長靴をはいてとびだしゆく

日本現代詩人会刊行本


  • 日本現代詩人会/七〇周年記念アンソロジー

  • 国際交流ゼミナール

  • 現代詩2021

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