日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。


  • 第69回H氏賞
    水下暢也

  • 第37回現代詩人賞
    齋藤 貢

  • 黒岩 隆会長

  • 公益信託代表
    以倉紘平

詩投稿結果発表

投稿数355作、投稿者228人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第16期(1-3月)の選評および入選作をご紹介いたします。
またトップページに入選作を何回かに分けて、縦書き表示にて順次公開していきます。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが入選作を選び選評いたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第16期選者~19期(2020.1~2020.12)
・松尾真由美氏

・柴田三吉氏
・浜田優氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

  • 【中止・延期】70周年記念北海道大会、中部大会は中止・延期いたします。(詳細下記)
  • 【開催中止】2020年5月31日『詩祭2020』を中止いたします。(詳細下記)
  • 【急告】H氏賞、現代詩人賞第二次選考会延期!開催日未定。(候補詩集は下記)
  • 2020年第4回現代詩投稿欄「新人賞」小林真代、「新人」渋澤赤、中川達矢、渡部栄太に決定!
  • HP現代詩投稿欄 第16期選考結果・選評を発表しました。

日本現代詩人会創立70周年北海道および中部大会の中止・延期について

今般の新型コロナウイルス感染症の流行を受け、参加者皆様の健康・安全面を最優先に考えた結果、当面の間、70周年記念北海道大会および中部大会につきましては、中止・延期することにいたしました。私どもも、両大会を重要なものと位置づけ、準備に努めてまいりました。また、楽しみにしておられた会員およびすべての詩を愛する方々におかれましては、大変残念なことになりましたが、機会を得て再開できることを祈念しております。

 

「詩祭2020」中止のお知らせ

新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえて5月31日に予定されていた「詩祭2020」を中止することを第8回理事会で決定しました。
詩祭を準備してまいりました私たち理事にとって誠に残念です。イベントを楽しみにしてくださった皆様にご了承いただきますようにお願い申し上げます。
なお、H氏賞・現代詩人賞の第二次選考日を延期していましたが、現状では選考委員会の開催が困難である為、時期・方法を検討中です。
今後とも、日本現代詩人会にご理解、ご協力をくださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。

※【急告】3月7日の第二次選考委員会は新型コロナウイルス感染状況により延期になりました。開催日は未定です。ご了承のほどお願いいたします。

第七〇回H氏賞 候補詩集一覧
■2020年2月1日第一次選考委員会結果
①長田典子 『ニューヨーク・ディグ・ダグ』(思潮社)11票
②草野理恵子 『世界の終わりの日』(モノクローム・プロジェクト)6票
③野口やよい 『天を吸って』(版木舎)6票
④鷹森由香  『傍らのひと』(ふらんす堂)5票
⑤宮せつ湖 『雨が降りそう』(ふらんす堂)5票
⑥紺野とも 『ひかりへ』(思潮社)4票
⑦作田教子 『胞衣』(思潮社)4票
⑧夏目美知子 『ぎゅっとでなく、ふわっと』(編集工房ノア)4票
⑨葉山美玖 『約束』(コールサック社)4票
⑩細田傳造 『みちゆき』(書肆山田)4票
⑪望月遊馬 『もうあの森へはいかない』(思潮社)4票
<次点>なし
<選考委員会推薦詩集>
⑫高塚謙太郎『量』(七月堂)
⑬佐藤モニカ『世界は朝の』(新星出版)
⑭やまもとあつこ『つきに うたって』(空とぶキリン社)
以上14冊を候補詩集とする。
会員数 1064名
投票数 253票
(有効票198票、白票55票、無効0票)
投票率23・8%

【選考委員】
愛敬浩一、以倉紘平、小島きみ子、
高階杞一、水嶋きょうこ、
三井喬子(選考委員長)、八木幹夫

■第二次選考委員会
3月7日(土)受賞詩集決定

第二次選考委員会は延期になりました。開催日は未定です。

 

※【急告】3月7日の第二次選考委員会は新型コロナウイルス感染状況により延期になりました。開催日は未定です。ご了承のほどお願いいたします。

第三八回現代詩人賞 候補詩集一覧
■2020年2月1日第一次選考委員会結果
①山田隆昭 『伝令』(砂子屋書房) 17票
②八木幹夫 『郵便局まで』(ミッドナイト・プレス) 15票 
③中村不二夫 『鳥のうた』(土曜美術社出版販売) 11票
④川上明日夫 『無人駅』(思潮社) 10票
⑤日原正彦 『降雨三十六景』(ふたば工房) 9票
⑥水島英己 『野の戦い、海の思い』(思潮社) 9票
⑦渡辺めぐみ 『昼の岸』(思潮社)  9票
⑧相沢正一郎 『パウル・クレーの〈忘れっぽい天使〉をだいどころの壁にかけた』(書肆山田)  8票
<次点>
朝倉宏哉『叫び』(砂子屋書房)7票
三井喬子『山野さやさや』(思潮社)7票

<選考委員会推薦詩集>
⑨野村喜和夫『薄明のサウダージ』(書肆山田)
⑩河野俊一『ロンサーフの夜』(土曜美術社出版販売)
⑪野沢啓『発熱装置』(思潮社)
以上11冊を候補詩集とする。
会員数 1064名
投票数 271票(有効票247票 白票22票
無効 2票) 投票率25.5%

【選考委員】
宇佐美孝二、小笠原茂介(委員長)、郷原宏、
佐藤文夫、柴田千晶、鈴木有美子、花潜幸

■第二次選考委員会
3月7日(土)受賞詩集決定

第二次選考委員会は延期になりました。開催日は未定です。

 

日本の詩祭2019・詩集賞の朗読

「詩投稿 第16期」入選作品紹介
Topページに入選作を順次公開します。

岡崎よしゆき――テラリウム

 

すいよう性に
みちあふれたうた

たえまなくうたうのはやめてほしいと 
ゆるやかに蛇行するあおい川の
河川敷いっぱいにさいた 
なのはなのあいだを
あるいてゆく 
きかいじかけの猫たちにそっとつたえてほしい

 

沈下橋からは
午後の陽にまじわる
みずいろのリラティビティがあふれ
こっちに
ながれよせてくる、(すくい
とると)
きせつときせつのあいだの粘膜のように
ゆびと
ゆびにからまりながら
あやしくひかって
そのむこうで
耳のない黑いうまがうつむいているのが
みえるだろうか
たてがみをさわるのが
こわくてならない

テラリウム
きのう知りあった
女のいえのリビングでみたとうめいなエビの
交接を
ふとおもいだす
すべては
かなしいねと
女は前髪をさくっときりながら言った

 

沈下橋を
だれかがわたっている
「おおい」とよぼうとするけれど
どうしても声がでない
なのはなのにおいが息のなかにとけてきて
うまが
そらをみあげる
あおい風が
ゼッタイてきなたかさに位置する

 

小川博輝――声の水

 

わたしたちはそれしか知らなかった
桜が枯れたことしか そしてまた咲くことしか
それは火を見るより明らか それでいて理解し難いこと
わたしたちは知らなかった それしか知らなかった

 

口はそらんじている 沈黙を覚え込んでいる
あなたの重みが わたしたちを空へと近づける
知らせるかのように その遠さを知らせるかのように
この口が桜のあふれる声を覚えるには
わたしたちにはまだ時間がかかる
知らなかったわたしたちは
知らされたことを知ることができなかった

 

あなたの両腕は繰り返す 忘却と記憶の姿
その抱擁のなか わたしたちのカラダは春の雪
わたしたちは知らなかった それしか知らなかった
生の流れに痛みの腱 間欠泉は黄昏に広がり
降り積もる記憶の灰に 街は自らを忘れる
面影のなかで記憶は四肢を伸ばし
声に病んで夢は荒地をかけ廻る

 

橋の材料は足りない わたしたちは言葉をみつけられない
時間がかかる 桜のふくよかな言葉を真似るにはまだ時間が
それが必要?時間こそがほんとうに?
恐れは手のひらを巡り 眠っては起きる
口たちのながい葬列への
忘却ですすがれたものを歌わせることへの
重なりゆく旋律に満たしえぬ沈黙が失われることへの
恐れそれから恐れが
しかし この口が沈黙を通り過ぎると
その言葉たちは何も知らなかった

 

わたしたちは知らなかった 何も知らなかった
花弁のない無で 朝は永遠の花占いを始める
そう それから ちがう そうであるものがまたちがっている
求めている それが何かも知らぬまま
言葉の暗い湖上をさまよう 互いを知らないわたしたちは
孤独に散り落ち 色を忘れた花のよう

 

わたしたちは知らなかった それしか
桜が枯れたことしか そしてまた咲くことしか
わたしたちはそれしか知らなかった

 

月夜の水面に浮かびただよう 花は幾通りもの雲のよう
忘却から時間が現れる 太陽が月の種子である時間
水は沈黙と暗さに 空をその身に写しとり
花びらは昇る 翼と分かたれ なおも飛ばんとする羽根のように

 

月よ 戸を開け 石の蕾よ 朝の楽譜の前
音符も知らぬまま息はたゆたい
忘却の岸辺が雪の波を受けて
沈黙の筒たちを打ち上げるとき
アメノウズメは闇のなかで踊る
自分が誰であるのかも分からないまま
星の言葉を語る痛みを語る 合わさる唇が語る
わたしたちは知らない 舞踏のなか自分が誰であるのかを知らない

 

わたしたちは知らない それが何処であるのか
知らない わたしたちは知らない
生き生き重ねて生き生けども未だ暗く
澄まし澄まし澄まし澄ましてなお声を知らない

 

その灰の乞にしたがいて立てる
わたしたちの目は燃える 紫陽花の音のなか 運ばれていく
わたしたちの言葉の指は 互いのなかで絡み合い
季節の青い時間を飲んで あなたの雪餅草を育てる

研究活動

詩界ニュース
詩界ニュース(2020年4月30日受まで)最終更新日 2020/4/30
催し・イベント
各地のイベントから(会報158号より)最終更新日 2020/4/30

日本現代詩人会刊行本


  • 日本現代詩人会/七〇周年記念アンソロジー

  • 国際交流ゼミナール

  • 2019現代詩

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