詩投稿結果発表

作品数296作品。投稿者188人。多くの方にご投稿いただきありがとうございました。詩投稿第11期(10-12月)の選評および入選作をご紹介いたします。

詩投稿

H氏賞受賞者や日本現代詩人会の会員たちが詩編のアドバイスをいたします。

1期一人3篇までの投稿で、3ヶ月毎に選考し、入選作を選評とともに公開します。

第9期選者~12期(2018.4~2019.3)
・金井雄二氏

金井雄二氏
・中島悦子氏
中島悦子氏

詳しくは投稿規定をご参照ください。皆様のご投稿をお待ちします。

日本現代詩人会とは

この会は日本の詩人の権益を団体的に守り、現代詩の普及発展のために協力し、国際的活動を推進し、詩人相互の親睦をはかることを目的としています。

日本の詩祭2017・詩集賞の朗読

「詩投稿 第11期」入選作品紹介
Topページに入選作の中から公開します。

上野正志――つめたい夜の風

 

目を閉じて、寝たふりをした
網戸からは秋の音がして
となりにいるあなたから
少しだけ離れてみた
人間はいつだって孤独だと
気がつくことに慣れずにいる
あしの指さきがもぞもぞ動く
このまま変わらない毎日を
過ごすことの幸せに
わたしたちはそろそろ気づいた方がいい
その方がお互いを大切にできるから

宮永 蕗――異郷へ

 

 僕の住んでいる家だって都会と呼べる場所にあるわけではないけれど、電車はさらにニ時間ほど、波打つ水田や誰も降りない海ぎわの無人駅を経由して、やがて山間へと向かう、その途中にある古い街へ僕らを運んだ。

 木造の家々はくすんだ灰色をして、商店街の軒下には壊れたつばめの巣がこびりついている。鉄筋コンクリートの建物は学校と病院で、家並みに負けないくらい煤けている。大家の家と隣家の間を抜けると単身赴任の父が暮らしている借家があって、母と僕は掃除がてら遊びがてら訪ねてきたんだ。

 母の手伝いに飽きて外に出る。家の裏手の細くて急な坂道を下る。雨のように蝉の声が降っている。杉や松はまっすぐに聳え、ずいぶん高いところにいるのだろう、蝉の姿は見えない。道の脇には背丈ほどの椿の垣が濃緑色の葉を光らせていて、僕も消える。黒くすべらかに丸めいた、椿の実を拾わねばならない。

☆詩集賞の案内(敬称略)

【第69回H氏賞選考委員】
池田瑛子 伊藤悠子 斎藤貢 高橋英司
谷元益男 野木京子 福田拓也

 

【第37回現代詩人賞選考委員】
相沢正一郎 岡本勝人 小柳玲子 佐々木洋一
細野豊 細見和之 若山紀子

 

【投票管理委員】
太原千佳子(投票封筒受取先) 松尾真由美

 

【選考日程(早稲田奉仕園セミナーハウス)】
第1次選考委員会
2019年2月2日(土)16:00~ 候補詩集の決定
第2次選考委員会
2019年3月2日(土)13:00~ 受賞詩集の決定

 

【問合せ先】
詩集賞担当理事 中本道代
東京都杉並区下高井戸2-14-4
理事長 秋 亜綺羅
仙台市青葉区木町通2-6-53あきはビル4F

 

2019年・詩集賞候補発表

[H氏賞第1次選考委員会]

 2月2日(土)開票理事会で会員投票の開票が行われた。締め切り時点の会員数は1,047名、H氏賞の投票者は306名、有効票243、白票53、無効票10、投票率29.2パーセント。
集計後の会員投票の上位10冊までの詩集は次の通り。
 
1・佐々木貴子『嘘の天ぷら』(土曜美術社出版販売)40票
2・和田まさ子『軸足をずらす』(思潮社)9票
2・高島りみこ『海を飼う』(待望社)9票
4・野田順子『ただし、物体の大きさは無視できるものとする』
(モノクローム・プロジェクト)8票
5・服部 誕『三日月をけずる』(書肆山田)7票
6・森田海径子『紫山』(歩行社)6票
7・石川厚志『山の向こうに家はある』(思潮社)5票
7・大木潤子『私の知らない歌』(思潮社)5票
7・小川三郎『あかむらさき』(七月堂)5票
7・水下暢也『忘失について』(思潮社)5票

引き続き第1次選考委員会が開かれ、10詩集が会員投票候補として理事会から選考委員会に申し送られた。通常8詩集までと決められているが、7位以下の4詩集が同票であるため10詩集を候補とした。
選考委員は、池田瑛子、伊藤悠子、齋藤 貢、高橋英司、谷元益男、野木京子、福田拓也の各氏。福田拓也氏が選考委員長に選出され、選考委員会推薦詩集として次の3詩集が追加された。

尾久守侑『ASAPさみしくないよ』(思潮社)
小縞山いう『リリ毛』(思潮社)
永方佑樹『不在都市』(思潮社)

3月2日(土)の第2次選考委員会で受賞詩集が決定する

[現代詩人賞第1次選考委員会]

2月2日(土)開票理事会で会員投票の開票が行われた。締切時点の会員数は1,047名、現代詩人賞の投票者は313名、有効票275、白票30、無効票8、投票率29.9パーセント。
集計後の会員投票の上位8冊は次の通り。

1・冨長覚梁『闇の発光』(撃竹社)16票
2・麻生直子『端境の海』(思潮社)15票
2・北畑光男『合歓の花』(思潮社)15票
4・新延 拳『虫を飼い慣らす男の告白』(思潮社)12票
5・岡島弘子『洋裁師の恋』(思潮社)11票
5・こたきこなみ『そして溶暗』(思潮社)11票
7・齋藤 貢『夕焼け売り』(思潮社)9票
8・沢田敏子『サ・ブ・ラ、此の岸で』(編集工房ノア)8票

 以上の8詩集が会員投票候補として理事会から選考委員会に申し送られた。次点は7票の上手 宰『しおり紐のしまい方』(版木舎)、高橋次夫『石の懐』(土曜美術社出版販売)、長嶋南子『家があった』(空とぶキリン社)、山本泰生『あい火抄』(歩行社)。
 選考委員は、相沢正一郎、岡本勝人、小柳玲子、佐々木洋一、細野 豊、細見和之、若山紀子の各氏。細野 豊氏が選考委員長に選出され、選考委員会推薦詩集として次の3詩集が追加された。
 
長嶋南子『家があった』(空とぶキリン社)
上手 宰『しおり紐のしまい方』(版木舎)
松川紀代『夢の端っこ』(思潮社)

3月2日(土)の第2次選考委員会で受賞詩集が決定する。

研究活動

詩界ニュース
詩界ニュース(2018年12月20日受まで)最終更新日 2019/2/7
催し・イベント
各地の声――群馬詩人クラブの現況最終更新日 2019/2/11

日本現代詩人会刊行本


  • 資料・現代の詩2010

  • 国際交流ゼミナール

  • 2015現代詩

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